泉健太代表は7月18日、福井県を訪れ、立憲民主党北信越自治体議員ネットワーク(以下、NW)設立総会・意見交換会、同NW研修会、街頭演説などに参加しました。街頭演説には西山理恵衆院福井1区総支部長も参加しました。
■泉健太代表
泉健太代表は街頭演説の冒頭、政権交代について言及。「今の政治で良いのか。本当に変えなくてもいいのか」と問いかけました。政権交代を行うために、「もっと一緒に声を上げてこの国に自民党以外の政権をつくる努力を国民の皆さん、県民の皆さんとやらないと(現状は)変わらない」と述べ、イギリスでは政権交代そのものが国の前提となっているとして、政権交代が当たり前になる国にしていきたいと力を込めました。
また、裏金問題について「福井県民、福井市民の方を向くよりも自分たちの金儲けになってしまった」と指摘。自民党の政権運営の仕方について、政策は役人任せで、お金を集めている。もたれあいの政治を「市民の方を向くことなく、自分たちの権力を効率よく強くするためにそういう仕組みをつくってきた。だからこそ変えなければならない」と強調しました。
泉代表自身、農村、漁村等全国各地を回る中で、「自民党は大きな事業やインフラは持ってくるが、それが本当に県民の皆さんの役に立っているかは分からない。地元が持続的に発展していくかまでは考えていない」と指摘し、その繰り返しによって福井県でも人口減少が起こっているのではないかと見解を述べました。「その結果、中央の資本が強くなり、福井県の活力がどんどん中央に吸い取られていったのではないか」と述べ、福井県に若者が残っていない現状についての自民党の責任を指摘しました。
さらに、若い女性の流出が多い一因は女性に対して閉鎖的な地域社会にもあると分析。男性像や女性像にとらわれず、自由でのびのびしている西山福井1区総支部長であれば国会で活躍してくれるのではないかと強い期待を寄せました。
女性の健康問題についても触れ、日本は女性の皆さんの健康問題について真正面から取り組んで来なかった。西山総支部長に是非取り組んでもらいたいと述べました。自民党が取り組んで来なかった更年期障害、生理痛、子宮頸がん、乳がんなどがわが国に約3.9兆円の経済損失を与えていると述べ、世の中の価値観を変えることで女性の皆さんが働きやすい、配慮されやすい社会を目指したいと意気込みました。
■西山理恵衆院福井1区総支部長
西山総支部長は冒頭、「福井が変われば、日本が変わる」と強調しました。自身が経営して今年で6年目を迎えるサロンについて、「心や体のバランスを壊して、本当に色々な症状を抱えて、勝山市内外、福井県内外、全国から訪れてくる」と述べ、心に病を抱えている人や子供を抱えている親など色々な方が相談に来た際に声なき声、苦しい声、様々な声に向き合い、相談に来てくれた方が自立した生活に戻れるような取り組みをサロンの中で展開してきたことを説明しました。
その上で、出馬を決意した動機について、「サロンの中で悲痛な方の言葉・声を拾っていても苦しむ人が全く減ることが無い。新型コロナウイルスが流行したことで、自殺者が増えた。引きこもりの方の人数は新型コロナ感染拡大前は約120万人だったが、感染拡大後は約150万人に増加してしまった」と指摘。また、子どもたちについて「現在30万人規模で学校に登校できない小学校・中学校の子どもたちが存在している。子どもが学校に行けないことは家族全体の悩みでもあるのではないか」として、福井県において学校に行けない子供たちが1100人から1400人規模に増加している現状についても危機感を示しました。
また、勝山市役所や教職員などの就労状況を改善させることの重要性を強調しました。