立憲民主党ジェンダー平等推進本部は8月5日、衆院京都第5区内で全国女性キャラバンの一環として意見交換会と街頭演説会を行いました。地元の山本わか子京都府第5区総支部長のもとに岡本あき子ジェンダー平等推進本部事務局長が応援に駆け付けました。

全国女性キャラバン 山本わか子 岡本あき子 京都
■「宇川加工所」で意見交換

 京丹後市の「宇川加工所」において、代表の山口洋子さんらと意見交換を行いました。宇川加工所は、地元の農水産物を活用した食品の製造・販売や、体操教室などの活動を通じて、地域の活性化に取り組んでいる団体です。代表の山口さんは、男性中心の社会では女性が議員となり議会へ直接考えを伝えなければ生活は変わらない、都市中心の考え方は中山間地域には通用しないので地方にもっと目を向けてほしいと地域の現状を踏まえて訴えました。こうした指摘に山本総支部長は、日本の7割を占める中山間地域に政治が目を向けなければ暮らしの底上げはできないし、国力も衰えてしまうと応じました。岡本ジェンダー本部事務局長は、給料が低く抑えられている保育や介護を担う人たちの声を議会に届けたいと考えて議員になった、人口減少が著しい過疎地域が見捨てられようとしている現状をしっかり訴えたいと自身の経歴も踏まえて語りました。

全国女性キャラバン 山本わか子 岡本あき子 京都

■綾部市内で街頭演説会を開催

 綾部市内で行われた街頭演説会で山本総支部長は、食料品などの物価高が人々の暮らしを直撃しガソリン価格の高騰も家計を締めつけているとの見方を示し、「物価高は今に始まったことではないのに国はようやく『賃上げをする』『中小企業を支援する』と言うが遅すぎる」と指摘。そんな中で50億円もの政策活動費をため込むなど自民党議員による裏金作りは許し難い問題だ、領収書を開示するのも10年後というのは一般企業では許されない、地域の暮らしを守るためにもこの綾部市からまっとうな政治を取り戻したいと訴えました。

全国女性キャラバン 山本わか子 岡本あき子 京都

 岡本ジェンダー本部事務局長は、女性の半数以上が非正規雇用でしかも男性よりも3割低い賃金で働いている現状を説明し、誰もが安心して暮らすため男女の賃金格差の是正を訴えました。さらに立憲民主党は物価高に負けない賃上げをすることを最優先課題として取り組んでいること、中小零細企業による賃上げを可能にするため社会保険料の負担軽減にも取り込んでいることを説明。地域で働いている方が安定した暮らしができるように活動している山本総支部長への支援を呼びかけました。

全国女性キャラバン 山本わか子 岡本あき子 京都