野田佳彦代表と小川淳也幹事長は11月27日、中国から訪日した趙世通(ちょう・せつう)中国共産党中央対外連絡部(中連部)部長助理の表敬訪問を党本部で受けました。
会談には、今年8月に中国を訪問し、中国共産党との政党間交流を再開した党の訪中議員団(団長:岡田克也幹事長[当時])に参加した源馬謙太郎国際局長、田島麻衣子国際局副局長、本庄知史国際局代表補佐が同席しました。
野田代表は、中連部の訪問に歓迎の意を表した上で「先般のAPECでも石破総理と習近平主席の初めての首脳会談が開かれ、『戦略的互恵関係』の推進、『建設的かつ安定的な関係』という大きな方向性を確認できたことは素晴らしい。大きな方向性を共有しつつ、個別にはよく意見交換しなければいけない」と述べ、政党間対話の推進に意欲を示しました。
趙部長助理は、中国共産党代表団の訪日目的について「政党間ルートを通して両国間で達成されていた重要な共通認識を実行に移すことにある。それによって中日の戦略的互恵関係の前進と発展のために役割を果たしたい」と述べました。次の段階における交流や協力に関する中国側の考え方として、(1)野田代表、小川幹事長らの訪中など、両党ハイレベルの交流の強化、(2)民主党時代に両党間で実施した交流協議機構を引き継ぎ、新たに本年交わした覚書にて設けた交流協議会の開催、(3)若手政治家の訪中――の3点を提案しました。これに対して野田代表は、具体的な提案に謝意を示し、前向きに検討する旨を表明しました。