野田佳彦代表は12月27日、党本部で党職員への仕事納めのあいさつ後に記者団からの取材に応じました。
政府が2025年度予算の一般会計総額115兆円を閣議決定する予定であることについて、社会保障費約38兆円、防衛関係費約8兆円と当初予算を上回る規模であることについて考えを問われました。野田代表は、「依然としてコロナ禍の財政運営から脱却できないまま来ている」と指摘。閣議決定された後に詳細をよく検討する考えを示し、「国民の税金が無駄遣いされることのないようにしっかりとチェックをして、今度は何を予算審議の中で勝ち取っていくのか、戦略的に検討を加えていきたい」と話しました。
臨時国会で補正予算の審議をめぐって、野党各党の賛否が割れる結果となったことを問われると、「補正の修正を勝ち得た能登の復旧復興の部分や政策活動費で共通点を見いだせた」と答えました。被災者生活再建支援法や学校給食費の無償化について他党と共同提案をしていることに触れ、「(通常国会でも)できるだけ広範に野党に呼びかけて、一緒に実現することを見出すことが大事だ」と述べました。