2025年「国際女性デー」にあたって(談話)

立憲民主党代表
野田佳彦


 2025年は、国連が「国際女性デー」を提唱してから50年という節目の年です。「国際女性デー」は女性の政治的自由と平等のために行動する記念日と位置付けられており、世界各国で様々なイベントが催されます。立憲民主党は「国際女性デー」に関する各界各層の取り組みに敬意と連帯を表明するとともに、50年という節目の年が、政治分野のみならず、日本のジェンダー平等の大きな前進に向けた飛躍の年となるよう、力を尽くしてまいります。

 さて、昨年の第50回衆議院総選挙では史上最多の73人の女性議員が当選し、うち立憲民主党が最多を占めて30人の女性議員が当選を果たすなど、国会の議席に占める女性の割合は若干ではありますが改善の兆しがあります。今夏行われる参議院選挙では、女性議員のさらなる増加をめざすとともに、性別や年齢などに関わりなく、ジェンダー平等を推進する議員を増やし、幅広い層の人の声が届く国会を実現してまいります。

 そして、今通常国会では過去30年間、立憲民主党などが繰り返し法案を提出しても議論の俎上にのらなかった選択的夫婦別姓制度が、いよいよ国会で審議されようとしています。実現を求める声は経済団体、労働団体をはじめ、数多く団体・個人に広がり、かつてないほど大きな高まりを見せています。今国会で法案を成立させるためにも、議論を加速させてまいります。

 さらに、誰もが多様なライフスタイルを選択できるジェンダー平等社会を実現するため、男女の経済的、社会的格差の解消や、多様性が認められ、誰もが個人として尊重される社会づくり、困難を抱える女性の支援などを進めます。
 立憲民主党は、性別や年齢、障がいの有無などにかかわらず、誰もが自分らしく生き、活躍できる社会を一日も早く実現するために、全力で取り組んでまいります。
【談話】2025年国際女性デーにあたって.pdf