野田佳彦代表は3月11日、仙台市内で東日本大震災の慰霊碑に献花し、黙とうを捧げ、周辺施設を視察したのち、記者団からの取材に応じました。

 石破総理が高額療養費の引き上げ見送りを決定したにもかかわらず、予算案を再修正する方針がまだ定まっていないことについて、「参院予算委員会3日目の審議で予算を修正する意思を表明し、修正する前提の予算を参院で審議していることが問題になっている。修正するということは衆院に戻して再議決しないといけないが、予備費で対応しようとしているなどよくわからない。参院で公聴会を開いている日に衆院で予算委員会集中審議を開いて、石破総理に説明を求めることをしないといけない」と話しました。

 与野党合意で重要広範議案と定めた年金改革関連法案を見送るのか審議するのかが不透明な状況については、「重要広範として与野党で議決したものが出てくるかわからないのは前代未聞。厚労大臣や財務大臣の責任は極めて重たい。緊急事態になってきた。野党でよく連携しながら対応していきたい」と述べました。
 内閣不信任決議案の提出については「まだそこまで先走ったことは言わない」としながら、「後手後手の対応の中でどんどんと衆参の国会の人たちの逆鱗に触れる状況になったのではないか」と話しました。

 企業団体献金禁止法案については、「私たちの案と有志の会、参政党、社民党は一緒。維新とはすり合わせ可能で共産党も一緒にやっていける。その他も連帯を深めたい。今週から来週が山だ」と述べました。