野田佳彦代表は3月23日、遊説先の茨城県水戸市で記者からの質問に答えました。

 今回、茨城県を遊説先に選んだ理由、茨城県の位置づけを聞かれた野田代表は、「今度の参院選で、自公の改選議席数の過半数割れを目指している。野党の議席を最大化して過半数を超えるような、特に立憲民主党の議席を増やしていこうという中で、2人区は絶対に落とせない選挙区だ。1人区は厳しい状況だが構図を作っているところ。茨城県はもともと自民党が強いところだが、むしろ凌駕していく選挙区にしていきたい」と答えました。

 全国的に、野党共闘をどこまで広げていきたいかとの問いに、「限りなく(広げていきたい)。1人区は一本化を目指していく。国民民主党とも調整可能だと思う。空白区が残っているので、両党で協議しながら候補者を立てる努力をしていきたい。2人区はよく話し合って、今回の茨城県のようなケースを作っていきたい」と述べました。

 令和7年度中の暫定税率廃止を目指すことについては、「自公維のなかで、前倒しをしてもいいという動きになってきた。であるとすれば、4月1日には間に合わなかったが、令和7年度内で少しでも早く実現できるならば、そのための努力は必要だ」と述べました。

 代表就任で半年だが、これまでの成果と今後の課題を聞かれた野田代表、「皆さんのおかげで衆院選では50議席増やすことができた。補正予算については、野党が組めば修正ができた。通常国会も前半が終わろうとしているが、これから法案審議が始まる。議員立法については、野党が力を合わせれば実現できるものが多くなると思う。そのために全力を尽くしていく」と決意を述べました。