野田佳彦代表は4月23日、党首討論終了後に国会内で記者団からの取材に応じました。
党首討論を終えた感想として「見解の違いも随分あったが、多少かみ合ったところもあった。まずまずだ」と述べました。
トランプ関税に関する日米交渉の体制や見せ方について総理の認識とは異なっているのではないかという問いに対しては、「37人のタスクフォースは兼任ばかり。国難というならば専従のチームでないと精鋭とは言えない」と述べました。そのうえで、タスクフォースに農水や国土交通の担当が入ってなかったことに「何を持ってタスクフォースだったのか疑問がある」と述べ、「国難と言った割には体制整備が遅いし、弱いと思う」と指摘しました。
TPPやRCEPなどの自由貿易体制について石破総理と意見が一致したか問われると、「TPPの事務局を置くべきと提案した際にむにゃむにゃになった」と述べ、抽象論で一致したとしても具体的な点では一致しないと話しました。
今日の党首討論を日米交渉だけに絞った理由を問われると、「毅然とした姿勢で、日本のメッセージを打ちだすところからもう1回やり直した方が良いという気持ちがあった」と述べました。また、日EU経済連携協定やRCEPといった自由貿易の大きな枠組みを旧民主党政権時で作ってきたことを紹介し、「われわれの持ち味だと思っていたので、戦略的に取り上げた」と話しました。
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