6月20日、国会内で「日本原水爆被爆者団体協議会(日本被団協)」との懇談会が行われました。懇談会には野党各党が参加し、広島県選出の森本真治参院議員が党を代表してあいさつを行いました。
開会冒頭、日本被団協の田中煕巳代表委員は、昨年日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことについて言及。発表当時の驚きや受賞した意義について、「昨年の受賞は、私たち被爆者達にとって、大変勇気づけられるできごとだった。そして今度は、これまでの活動を若い人たちに受け継いでもらい、核の無い世界へ向けて国際的に世論を動かしていかなければならない。同じように、政治に対しても、核兵器の廃絶と原爆被害者への国家補償実現のために、絶えず要請を続けていきたい」と述べ、ノーベル平和賞の受賞を弾みに、核の無い世界の実現と、若い世代の理解促進の必要性を訴えました。
あいさつに立った森本議員は、本年3月に開催された「核兵器禁止条約第3回締約国会議」に広島県選出の議員として出席し、国際社会に日本の責任と核なき世界への決意を強く発信したことを報告しました。そして来年、核兵器不拡散条約(NPT)に基づいて5年ごとに行われる核兵器の再検討会議についても、「核兵器の無い世界の実現に向けて立憲民主党として全力で取り組んでいきたい」と意気込みを述べました。
懇談会には森本議員の他、東克哉、大島敦、近藤昭一、佐々木ナオミ、平岡秀夫、松田功各衆院議員、羽田次郎参院議員が参加しました。


