野田佳彦代表は6月23日、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で開催された、「令和7年沖縄全戦没者追悼式」に参列しました。また、国立沖縄戦没者墓苑とひめゆりの塔で献花しました。党沖縄協議会座長の福山哲郎参院議員も同墓苑で献花しました。

 同追悼式に参加した野田代表は、記者から「慰霊式典に出て、ひめゆりの塔でも献花されるということだが、あらためてどういう思いか」と問われ「自民党の京都の参院議員の方が、沖縄県民の感情を大きく傷つけるような発言もあったばかり。加えて、中東において戦火が拡大するという可能性が大変大きくなっている。そういう時であり、80年前に20万人もの尊い犠牲が出た、そういう過去をしっかりと振り返って、平和を希求する気持ちを確認をするという意味で、大変意義のある今回の80年の式典だと思う」と答えました。

 また、「歴史修正につながるような発言が政治家から出ていることについて、今の現状をどう受け止めているか」と問われた野田代表は、「極めて遺憾だと思う。真摯(しんし)に歴史に向き合い、それからファクトをしっかり押さえた言動をしていかなければいけない。そのファクトを見ないで、意図的に修正する動きは、極めて憂慮すべきこと」と強い懸念を表しました。

 「沖縄の問題、基地の問題について、今後どのように党として向き合っていくか」との問いに野田代表は、「地位協定の問題など、われわれが政権を預かったときには訴えていくということは必ずやっていかなければいけない。特に米兵による事件などが続発しているので、そういうことを念頭に、地位協定の見直しなどは強く訴える。そういう政治をわれわれは目指していきたい」と語りました。

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