参院栃木県選挙区から立憲民主党公認で立候補している板津ゆか候補は7月16日、下野市のJR小金井駅前で、岡田克也常任顧問らとともに街頭演説を行いました。物価高対策や分断の克服、寛容な社会の実現などを掲げ、最終盤に突入した選挙戦への支援を呼びかけました。
■板津ゆか候補
板津候補は、「栃木の選挙区は横一線の大激戦。18年間変わらなかった自民党政治に終止符を打ちたい」と決意を表明。「人口減少や賃金の停滞に苦しむこの県の未来を変える」と力を込め、若者や女性の声を国会に届ける存在になると語りました。
また、社会に広がる排外主義や差別の風潮に強い危機感を示し、「これまで50カ国以上を旅してきたが、『外国人を排除せよ』という空気が日本で広がるのは恐ろしい」と語りました。さらに聴衆に向け、「もし海外で日本人が同じ目に遭ったらどうか」と問いかけ、「今や外国人の力なくして成り立たない現場も多い。だからこそ、すべての人が支え合い、尊重し合う社会をつくりたい」と訴えました。
さらに、30代で病に倒れ寝たきりとなった経験を振り返り、「そのとき支えてくれたのは栃木の皆さん。今度は私が恩返しをする番だ」と語り、「差別や分断に抗う政治をあなたとともに作っていきたい」と支援を呼びかけました。
■岡田克也常任顧問
岡田常任顧問はまず、ガソリン暫定税率の廃止について言及。「衆院では立憲民主党が主導して法案を通した。参院で与野党が逆転すれば、必ず廃止できる」と実現の可能性を強調しました。
消費税については、「物価高のなかで国民の生活を守るための手を打つのは当然だ」と述べ、食料品に限り消費税を時限的にゼロ%にする政策の意義を訴えました。そして、自民党が財源を理由に下げられないと主張するなか、立憲民主党は「責任ある現実的な対応を示している」と強調しました。