立憲民主党公認で参院福島県選挙区に立候補した石原洋三郎(いしはら・ようざぶろう)候補は7月15日、二本松市内で岡田克也常任顧問と街頭演説を行いました。街頭演説の会場には福島1区選出の金子恵美衆院議員も駆けつけ、石原候補への支持を訴えました。
■石原洋三郎候補
福島市議選において3度のトップ当選を果たし、「地方重視」「生活重視」「暮らし重視」の政治に取り組んできた石原候補は、急速に人口減少・過疎化が進んでいることについて危機感を示した上で、「地方での人口減少や、東京を中心とする首都圏に人口が集中した影響は、山や川の荒廃、遊休農地や耕作放棄地の増加、有害鳥獣被害など、福島県の自然環境の変化や農林水産業にも及んでいる」と指摘。農業や暮らしの持続可能性を考えた地方重視・生活重視の政策を行っていく必要があると訴えました。
石原候補は、立憲民主党が提案する直接支払制度「食農支払」の導入や、林業の振興など通じ、川上である中山間地域を大事にしていかなければ、川下にあたる大都会の活力も失われていくと警鐘を鳴らし、「活力ある地方、活力ある地域づくりに向けて取り組んでいく」と意気込みを述べ、政策実現のために力を貸してほしいと訴えました。
■岡田克也常任顧問
岡田常任顧問は、主食であるコメがスーパーから消え、短期間で倍近い値上がりとなっていることについて、「自民党政権は新米が出回れば値段が下がるとの楽観的な見通しで、手を打つのが遅れた」と指摘しました。全体の食料品価格が上がっている中で、毎日食べる主食のコメが急激に値上がりしたのは大失策であり、今の政権が消費者、国民の方を向いていないことの表れであると述べました。
また、2025年6月に政府が突如検討を始めた全国民への一律2万円給付案や、通常国会で野党各党が協調して提出したガソリンの暫定税率廃止法案を廃案に追い込みながら、選挙が始まると一転して年内に取り組む意向を示したことについて、「現在の政府与党の対応にはビジョンがない」と批判。政府与党が選挙前の批判を恐れて年金についての必要な対策の先送りを図ったと言わざるを得ないことに、政権政党としての気概がないと述べ、「だからもう私たちに任せてくれませんか。しっかりと皆さんのご意見をいただきながら、必要な改革も進め、政治を前に進めていきたい」と支持を訴えました。
そして岡田常任顧問は、福島県選挙区の対立候補が、自民党派閥の裏金問題についての説明責任を果たしていないことについても言及し、「そういう人が堂々と中央で政治家としてやっていく、それで皆さん本当にいいんですか。駄目でしょう」と呼びかけました。福島県選挙区の情勢については現在「ほぼ横一線」であるとの認識を示し、集まった聴衆に対し、「選挙活動ができる残り5日間でどれだけ石原候補への支援を広げられるかで決まる。福島県中に石原候補への投票を呼び掛ける電話をかけてほしい」と訴えました。