立憲民主党は8月1日、国会内で両院議員総会・懇談会を開き、新両院議員総会長に牧山ひろえ参院議員を選出したうえで、第27回参院選について総括を行うための全体協議を行いました。
■野田佳彦代表

野田代表は、「現職・元職の皆さんに全員戻っていただいた上で、新人の方が増えるというイメージの基に戦わせていただいたが、戻ってこられなかった方が出てしまったことは、党代表として痛恨の極みだ」と心情を吐露しました。
1人区では一定程度の成果を上げることができたと思うと述べる一方で、「残念ながら、複数区で勝ち抜けなかった選挙区があったり、特に比例区で無党派層の支持を得られずに伸び悩んだことなどが大きな要因だと思う。さらに、選挙戦序盤から中盤までは堅調という流れだったが、最終盤で一気に追い抜かれた」と感想を述べました。
野田代表は、「戦った実感を含め、忌憚のない意見を頂戴し、厳しくしっかりと総括をし、次に備えていきたい。多くのご意見をいただきたい」と述べました。
■小川淳也幹事長

報告に立った小川幹事長は、改選議席で(野党で)比較第一党とはいえ、現有議席では横ばいに留まったこと。加えて比例の投票数はわずかとはいえ、(野党)第一党を他党に譲ってしまったことも含め、厳しく総括が必要である」と述べました。
さらに小川幹事長は、「この後の両院議員懇談会でご討議いただいた後に、月内をめどに厳しく総括をし、さまざまな党改革や体制整備につなげていけるよう、積極的かつ前向きな議論につなげていきたい」と述べました。
昨日開催した全国幹事長・選挙対策責任者会議について小川幹事長は、「地方組織の体制強化の必要性」「与党と戦う姿勢、政権交代への執念などについて党中央への要望」「SNS対策をはじめとした広報について」「若者・無党派層に訴求しうる政党」などの意見があり、より厚みのある意見交換の場を設けて欲しいという要望があったと報告しました。
■笠浩史国会対策委員長

笠国対委員長は、「トランプ関税問題の合意がなされたことなどを踏まえ、異例ではあるが、石破総理出席で衆参両院で予算委員会を開催することになった」と報告。さらに、「衆院につづいて参院でも逆転をしたということで、ガソリン暫定税率廃止法案を今日野党7党で提出した。秋の臨時国会では速やかに成立させ、与野党逆転の成果を国民の皆さんに、物価高対策を実感してもらうよう、しっかりと結果を出していきたい」と述べました。
