近藤昭一代表代行(全港湾 政策推進議員懇談会 会長)は11月6日、東京都内で開かれた全国港湾労働組合連合会(全国港湾)と全日本港湾運輸労働組合同盟(港運同盟)の両港湾労働組合による25秋年末闘争中央行動に出席し、あいさつと意見交換を行いました。

 両労組は、例年秋に港湾労働者に関わる諸課題を関係行政に対して申し入れを行い、その交渉・協議の経過報告を組合員に行うと共に、野党各党の議員との意見交換を行っています。

 近藤代表代行はあいさつの中で、立法府に身を置く者として、省庁との交渉を支援し、現場の声を法や予算に反映していく決意を表明しました。また、指定を受けた特定港湾の基地化を巡る問題については「世界が緊張状態にあるからといって軍備増強やミサイル基地建設を進めることは、戦争への道を開いてしまう」と指摘。戦争は外交の失敗であり、軍事的な備えではなく平和外交こそが重要であると訴えました。また、港湾施設や船舶の解体・改修作業等による作業員へのアスベスト被害やコロナ禍における港湾運送の確保など、危険が伴う現場で働く人々の労働環境の向上と、労働内容に見合った正当な報酬を得られる等の処遇改善にむけて、今後も両港湾労組と連携して共に活動していく強い決意を述べ、あいさつを締めくくりました。

 集会には、近藤代表代行の他、議員懇談会に所属する、白石洋一、吉川元、尾辻かな子、下野幸助各衆院議員が参加しました。

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港湾労働者の職場環境の向上や、処遇改善に向けた活動へ、強い決意を述べる近藤代表代行
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組合員との意見交換を行う、白石議員