水岡俊一代表は4月6日、国会内で定例記者会見を行い、(1)予算案の審議状況と採決への考え(2)安全保障政策と憲法改正(3)公明党との予算修正案および連携(4)次期統一地方選に向けた野党協力――等について発言しました。

予算案の審議と採決

 水岡代表は、現在進行中の参院予算委員会について、過去の経緯から「60時間以上の審議」と「4回以上の集中審議」を求めてきた経緯を説明しました。本日時点で52時間程度にとどまっている現状に対し「審議が足りない」との認識を強調。与党側が明日7日の採決を提案しているとの報道に対しても、時間的・回数的な不足を理由に、引き続き審議を求めていく姿勢を鮮明にしました。11日の自然成立を前提とするのではなく、参議院としての徹底した議論を最優先すべきだと述べました。

安全保障と憲法改正

 政府が方針を固めた殺傷能力を持つ防衛装備品の輸出について水岡代表は「国際紛争を助長する武器供与には極めて慎重であるべきだ」と述べ、従来の慎重な立場を堅持する方針を示しました。また、高市総理が意欲を示す憲法9条への自衛隊明記についても「自衛隊の存在は否定しないが、憲法改正による明記には慎重であるべき」と発言。なし崩し的な安全保障体制の変更を食い止めるため、国会審議を通じて運用の実態を厳格に追及していく考えを明らかにしました。

公明党との予算修正案および連携

 公明党と共同で提出予定の予算修正案について、両党の政調を中心に精力的な協議が行われたことを明かし「党が異なるため激しい議論もあったが、高く評価すべき取り組みだ」と述べました。今回の修正案提出は、中道勢力を含めた連携における「一つの大きな実績」になるとの認識を示し、政策面での連携強化に手応えをにじませました。一方で、参院での統一会派結成は見送られたものの、今後の連携の深化に向けた土台作りが進んでいることを強調しました。

統一地方選と野党協力

 国民民主党が打ち出した地方議員倍増方針について水岡代表は「野党勢力の拡大という共通目標がある」と前向きに捉えつつ、立憲・公明・中道の3党協力の枠組みを軸に調整を進める考えを示しました。候補者が競合する可能性については「選挙である以上、排除するつもりはないが、協力できるところは協力していきたい」とし、野党全体の議席最大化に向けて柔軟に対応する姿勢を示しました。また、皇位継承問題等の重要課題についても、党内に窓口を設け、丁寧な協議を継続する方針です。