第97回メーデー式典にあたって
立憲民主党は今年2月、新たな執行部体制を発足させました。「草の根の政治」「立憲主義に基づく政治」という原点に改めて立ち返り、働く人、地域で懸命に暮らす人々の声に根ざした政策を積み上げながら、党の再建に全力で取り組んでまいります。
現在、国会では衆議院において巨大与党が数に任せた強引な議会運営を進めています。通常であれば2か月にわたり丁寧に審議してきた次年度予算案を、わずか1か月あまりで年度内に成立させようとした姿勢はその象徴です。一方、参議院では立憲民主党が野党第一党として、政府・与党と厳しく向き合いながら、「熟議の府」としての役割を果たそうと懸命に取り組みを続けています。
緊迫するイラン情勢によって原油高・物価高が加速し、国民生活が脅かされています。こうした経済情勢の中、政府はがんや難病などの患者の命綱である高額療養費制度の自己負担限度額を引き上げることを決定しました。この決定は、働きながら治療を続ける現役世代に特に深刻な影響を及ぼすものです。
そのため、立憲民主党は中道改革連合、公明党とともに令和8年度予算案の修正に取り組みました。「命」と「暮らし」を守るため、ガソリン・軽油・灯油・重油・航空機燃料の価格引き下げ、電気・ガス料金の引き下げ、高額療養費制度の自己負担限度額引き上げの凍結などを盛り込んだ修正案を参議院に提出しました。残念ながら与党などの反対により修正案は否決されましたが、私たちは今後も生活への影響を注視し、必要な提案を続けてまいります。
そして、高市総理が表明した「裁量労働制の見直し」についても注視が必要です。裁量労働制が長時間労働の温床となっている現状を鑑みれば、なし崩し的に適用拡大を行うべきではありません。立憲民主党は、裁量労働制の制度の適正化など、長時間労働を是正するため「真の働き方改革」を推進してまいります。
働く人、生活者を取り巻く環境が厳しさを増す中、立憲民主党は皆さまの暮らしを守り抜くとともに、物価高に負けない賃上げを実現するため、全力を尽くしていくことをお誓い申し上げ、メーデーにあたってのメッセージといたします。
立憲民主党 代表
水岡 俊一
