大学院に通い学者を目指し、海外博物館勤務の経験を持つ栃木1区の板津ゆか(いたづ・ゆか)総支部長。彼女が政治の道へと進んだ背景は何だったのでしょうか?インタビューで思いを聞きました。(インタビュー日:7月28日)

板津ゆかウェブサイト https://yukaitazu.com/

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■世界を変える行動が必要
 10年前、大学院生の時に博物館で働きながら学者を目指していました。その当時、イスラム国の台頭により中東の文化遺産が壊されたり、シリアで貧困や防寒への対策が必要とされている様子を見て、遺産を保存する仕事も大事ですが世界を変える行動が必要だと感じ、政治家を志すようになりました。貧困と戦争の撲滅には経済の強化が必要と考え、金融機関に就職しました。政治との接点と言えば、男女共同参画社会の実現に寄与する団体で、政治家や大学教授等の有識者と関わる機会がありました。そこで、名古屋市議に立候補するお誘いをいただきましたが、まずは社会経験を経てからと思い、その当時はお断りしました。

■社会保障と税制の改革を主軸
 経済を活性化させ貧困を撲滅するため、社会保障と税制の改革を主軸に据えています。現行の生活保護制度は使いづらいので、根本的な改革で自立支援を推進します。挑戦しやすい社会を作り、失敗した時の支援体系も整備します。例えば、起業や、政治家への立候補等にもっと挑戦しやすい社会にします。また、税制改革では、収益に応じて応分の負担を求める改革で社会保障の財源を確保するのが政策の柱です。

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10年以上、アフリカの子どもたちや女の子たちの就学・就労支援をしているために招待されたPlan Japanのイベントにて
■現場で政策をブラッシュアップ

 日々、多くの人と会って話を聞くことを大切にしています。私が掲げる政策は、今の状態が完成ではないです。飛び込みのあいさつ活動や朝夕に街頭に立っている時に話しかけてきてくださる方々に、生活で今何が問題となっているのか、何を社会的に問題だと思っているのか伺うことで、政策をブラッシュアップできるため現場を大切にしています。
 最近は、夏祭りに顔を出しています。そこで、家であまりご飯が食べられないお子さんや、1人暮らしの高齢者の方々からお話を伺っています。プライベートでは愛犬と散歩に行くことが好きです。殺処分ゼロ等の動物愛護も政策に掲げており、海外にある動物虐待事犯を取り締まるためのアニマルポリスのようなものを設置していきたいです。

■政治を身近に感じてもらう
 政治に対する興味喚起も大切にしています。今年の春に立候補した県議選では、選挙資金を10万円以内に抑えました。「政治とお金」の問題をYouTubeで発信しているのは、政治と選挙をもっと身近に感じてもらいたいからです。
 私は、みんなの挑戦を応援し、新しい時代を一緒に築いていきたい。一人ひとりが世の中を変える力を持っています。その力を最大限に引き出す社会をつくるため、これからも全力で取り組んでいきます。皆さん、一緒に新しい未来をつくりましょう。

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