福山哲郎幹事長は1日、自由民主党の二階俊博幹事長と国会内で会談しました。会談には安住淳国対委員長が陪席しました。
両党の国対委員長会談で自民党から憲法審査会で国民投票法改正案を臨時国会中に採決するよう要請があったのに対し、立憲民主党としては審議が始まったばかりで課題が多く残っており採決は時期尚早で応じられないと拒否し、主張に隔たりが残ったため、幹事長間で話し合うことになりました。
会談終了後、福山幹事長が取材に応じ、「結論から申し上げますと、今国会での国民投票法改正案の採決は見送り。ただ、8国会でこの問題は継続案件となっているので、次の通常国会では何らかの結論を得るということで確認をした」と報告しました。
会談について「私からは、国民投票法改正案についてはまだ入口に入ったたばかりであり、十分な質疑がおこなわれているとは言えない。この国会は、1にも2にもCOVID-19対策に与野党が集中すべきであり、採決の見送りを決めていただいたことには評価をしたいと申し上げた。また、次の通常国会では、静かな環境の中で粛々と議論をおこない、何らかの結論を得ることは承知をしたと申し上げた。また、それを受けて、私からは、『桜を見る会』では安倍前総理のこれまでの国会での答弁が、あらゆる点で事実と違うことが一斉に報道されている。これは院の権威に関わることであり、看過できることではない。国会での安倍前総理の招致を強く求めたい。また、COVID-19の感染拡大の最中であることを考えれば、国会を会期末が迫っているが、このまま閉じるのではなく月末まで延長して、さらに国会で議論をするべきだというふうに考えるということを申し上げた。この件については国対委員長間でよく話し合ってほしいということだったで、私としてもそれを了とさせていただいた」と語りました。