立憲民主党は12日、第11回常任幹事会を国会内で開催しました。会議冒頭、昨年末に急逝された羽田雄一郎参院議員に黙祷を捧げました。
 枝野幸男代表は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)について「感染拡大ではなく感染爆発、医療のひっ迫ではなく医療の崩壊と言わざるを得ない大変な状況にある。こうした中、羽田さんの思いをしっかりと受け継ぎながら、国民の皆さんの命と暮らしを守ることに向けて、改めて心を合せて今年一年、しっかりと国民の皆さんのための政治を進めていきたい」とあいさつしました。
 また、政府、及び都道府県知事のCOVID-19対策が後手後手にまわっていることを改めて指摘し、政府に医療を支え、事業の継続をしっかりと守る対策を求めました。第3次補正予算について「GoToキャンペーンに1兆円以上、国土強靭化のための公共事業に3兆円というあさっての方向を向いた内容になっている」と批判し、政府の姿勢を変えさせるために取り組んで行く考えを示しました。

【報告・承認事項】
<幹事長>
 年末年始の医療・検査体制と生活困窮者対応窓口の情報提供、「緊急事態宣言」下での活動、立憲民主党2021年度定期大会の開催要項、社民党からの国会議員の入党、党本部事務局配置──等について報告がありました。

<国会対策委員長>
 緊急事態宣言の対象拡大等に関する国会の対応、第3次補正予算への対応等について報告がありました。

<政務調査会長>
 新型コロナウイルスに対応する政府・与野党連絡協議会での特措法改正等の議論、慰労金の再支給、子どものいる困窮家庭への給付に関する議員立法、第3次補正予算への対応等について報告がありました。

<選挙対策委員長>
 選挙に関する以下の報告があり、承認されました。

○地方自治体議員選挙における候補者の公認・推薦
[公認]
▼宮城県栗原市議会議員選挙(4/25投開票)定数24
 佐藤 悟(現職3期・76歳/栗原市議会議員)
 高橋 勝男(現職3期・63歳/栗原市議会議員)
▼宮城県登米市議会議員選挙(4/25投開票)定数26
 須藤 幸喜(現職1期・59歳/登米市議会議員)
▼栃木県佐野市議会議員選挙(4/11投開票)定数24
 早川 貴光(現職1期・41歳/佐野市議会議員)
▼栃木県塩谷町議会議員選挙(4/25投開票)定数12
 篠原 操(現職1期・66歳/塩谷町議会議員)
▼神奈川県寒川町議会議員選挙(2/7投開票)定数18
 茂内 久代(新人・47歳/不動産会社取締役)
▼東京都小平市議会議員補欠選挙(4/4投開票)定数1
 岡田 慎平(新人・31歳/農業)
▼福岡県那珂川市議会議員選挙(3/28投開票)定数17
 諏訪辺 峻(新人・37歳/元中学校教員)

[推薦]
▼愛媛県今治市議会議員選挙(2/7投開票)定数30
 内山 葉子(新人・52歳/出版・広告制作会社取締役)

〇首長選挙における候補者の推薦について
▼埼玉県川越市長選挙(1/24投開票)
 川合 善明(現職3期・70歳/川越市長)
▼東京都小平市長選挙(4/4投開票)
 小林 洋子(新人・47歳/小平市議会議員)
▼東京都西東京市長選挙(2/7投開票)
 平井 竜一(新人・54歳/元逗子市長)
▼沖縄県宮古島市長選挙(1/17投開票)
 座喜味 一幸(新人・71歳/前沖縄県議会議員)

<組織委員長>
○衆参現職国会議員総支部の設立を承認
 衆=1総支部の設立により累計202総支部(現職109、非現職93)
 参=1総支部の設立により累計 44総支部(現職44)
○行政区支部の設立の承認
 3支部を設立
○地方自治体議員の入党・離党を承認
 今回入党35名、離党2名により、合計1,092名

<企業・団体交流委員長>
 企業・団体へのあいさつ回りをしている旨の報告がありました。

【協議・議決事項】
<選挙対策委員長>
 衆院小選挙区総支部長の選任について提案があり、議決されました。
○衆議院小選挙区総支部長の選任
 新潟6区 梅谷守さん(新人・47歳)

<幹事長>
 党規約検討委員会でとりまとめた党の構成(党員等)に関する規約改正案について報告があり、了承されました。