枝野幸男代表は13日、社会民主党の福島みずほ党首と党首会談を国会内でおこないました。会談には福山哲郎幹事長が同席しました。

 終了後、福山幹事長は記者団の取材に応じ、「枝野代表からは、一昨年の12月に各野党『共に戦おう』と呼びかけたが社民党さんにおかれては真摯に合流についての検討をいただいて、友好的な状況で結果を出していただいたことについて、この間のご努力に感謝を申し上げるという話があり、福島党首からは時間がかかったことも含めてあたたかく見守ったことについて感謝申し上げるとの話があった」と報告しました。また、福島党首から党内の新体制について紹介、及び「会派を同じくして引き続きやらせていただきたい」との申し出があり、国会での連携を強めていくことを確認したと説明しました。

 また、緊急事態宣言の対象地域の拡大の受け止めについて問われると、「もともと先週の議運委員会で枝野代表は1都3県だけでいいのかという問題提起をさせていただいた。菅総理が近畿については検討すると言われていましたし、会見ではまだ出す段階ではないようなことを言われていたにもかかわらず、また週明け急に動き、さらにはわれわれが懸念していたように、他の愛知や岐阜やその他の府県からも緊急事態宣言の発出要請が出ている状態で、まさに泥縄式で今日かけこみで決めるようになった。遅いというのもありますが、あまりにも政府の見通しの甘さ、各都道府県知事との調整ができていないことについて、いささかあきれる状況だと思う」と批判しました。その上で、「野党の指摘もしっかり謙虚に受け止めて、それから各党道府県の感染状況について科学的にしっかりと確認をしながら調整をしながら緊急事態宣言の発出という非常に重い選択についてはやっていただきたい」と政府に求めました。