令和3年北方領土返還要求全国大会が7日、都内で開催され、立憲民主党から枝野幸男代表と西村智奈美衆院沖縄北方特別委員長が出席しました。今回はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染防止対策のため、無観客でおこなわれ、根室市をはじめ各地とのネット中継を交えながらライブ配信されました。会場の座席には北方四島の美しい花々の写真が飾られ、オンライン中継の背景には自然豊かな四島の景色が映し出されました。

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 大会では、「みんなで戻る、ふるさとへ」をテーマに元島民の方々が根室市からオンラインで故郷への思いを語りました。元島民の二世、三世の方たちも会場から親や祖父母が暮らした四島への思いを話しました。

 また、「みんなが伝える北方四島」をテーマに、北方領土について元住民などから話を聞いて勉強した沖縄県の高校生、高知県の小学生、根室市を訪れた富山県の中学生が、それぞれ学んだこと、伝えたいことを発表しました。北方領土問題の出前講座をおこなっている根室市の高校生は、まずは知ってもらうことから始めて北方領土返還運動につなげていきたいと語りました。

※大会の動画は2021年2月28日までこちら(https://youtu.be/EfBQnpZh-yU)からご覧になれます

 大会に寄せて、立憲民主党から次のメッセ―をお届けしました。

「令和3年北方領土返還要求全国大会」にむけてのメッセージ

立憲民主党

 「令和3年北方領土返還要求全国大会」の開催にあたり、長年にわたり返還活動の先頭に立ち、ご尽力してこられた皆様に心からの敬意と感謝を表します。突如故郷を追われて75年が経過しても、いまだ故郷との行き来もままならない元島民の皆様の、これまでのご労苦とご胸中は察するに余りあります。元島民の皆様のご高齢化も進んでおり、一刻も早い北方領土の返還は国民の一致した願いです。
 日ロ首脳は引き続き「日ソ共同宣言」に基づき平和条約交渉を継続するとしています。北方領土は我が国固有の領土であり、この間のロシアによる北方領土の実効支配の強化や軍事拠点化は、我が国の立場と全く相容れません。政府が毅然とした態度で交渉を加速させるよう、全力で後押しします。
 立憲民主党は、元居住者等に関する支援、地域振興についてより一層の取り組みを行ってまいります。そして、早期の北方領土返還の実現へ向けた返還運動の拡大、官民あげた取り組みに全力を尽くすことをお誓いします。

【画像版】

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【PDF版】
令和3年北方領土返還要求全国大会.pdf