立憲民主党は24日、第15回常任幹事会をオンライン形式で開催しました。枝野幸男代表は、党神奈川県連が制作した党のロゴが入ったマスクを着用して出席。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について「感染者の数が減ってきて、関西等で緊急事態宣言の解除というような話も出てきているが、ここは大変重要な局面だ。リバウンドして再び感染者が増えるというような状況で、ますます医療の現場がひっ迫するとか、さらに厳しく飲食店等をはじめとして営業短縮や、さまざまな自粛をお願いをして事業の継続が困難になるとか、そういうことを二度と繰り返してはいけないという状況にあると思っている。政府にも慎重な分析と判断をお願いしなくてはならない。われわれとしてもしっかりと情報を集めて、現場の声も聞きながら進めていきたい」と述べました。
総務省接待問題について、「当時言われていた以上に深刻な状況になっている。明日は山田内閣広報官が国会に出て来ざるを得ないという状況になったと報告を受けている。1つには、菅総理のご長男が当事者ということで忖度というか、配慮が及んでいたのではないかという問題。もう1つは、これだけのズルズルの関係が大規模におこなわれ、情報通信政策の公平性等が問われる状況になっていること。デジタル化は菅政権の看板として掲げられていたことの1つだ。そうした分野の公平性が確保されていないということについては、感染症対応と並んで深刻な事態」と批判し、国会で厳しく追及していく考えを示しました。
【報告・承認事項】
<幹事長>
COVID-19感染拡大下での選挙に向けた候補者活動に対する党本部の支援、会議でペットボトル入りの飲料の提供を控えること、フェイスブックのスパムメッセージに関する注意喚起について報告がありました。
<国会対策委員長>
総務省接待問題、農林水産省の鶏卵会社との関係についての調査、予算委員会の審議状況などについて報告がありました。
<参議院国会対策委員長>
衆院での審議状況を見守り、参院での審議に向けて準備しているとの報告がありました。
<政務調査会長>
(1)議員立法「難民等保護法案」及び「入管法改正案」の提出(2)議員立法「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法案」「経済財政等将来推計委員会関連法案」の法案登録(3)2021年度予算への組み替え案、及びzeroコロナ戦略の取りまとめの見込み――について報告がありました。
<選挙対策委員長>
選挙に関する以下の報告があり、承認されました。
〇地方自治体議員選挙及び首長選挙の結果について
[公認]
▼群馬県神流町議会議員選挙(2/21投開票)定数8/立候補者数8
齋藤 誠(無投票当選・2期目)
▼大分県大分市議会議員選挙(2/21投開票)定数44/立候補者数58
松本 充浩(38位当選・2,747票・3期目)
スカルリーパー・エイジ(33位当選・3,012票・3期目)
宇都宮陽子(35位当選・2,894票・1期目)
○地方自治体議員選挙における候補者の公認
[公認]
▼北海道千歳市議会議員選挙(5/30投開票・定数23)
小林千代美(現職1期・52歳/千歳市議会議員)
▼新潟県十日町市議会議員選挙(4/25投開票・定数24)
小林 正夫(現職5期・73歳/十日町市議会議員)
▼広島県庄原市議会議員選挙(3/28投開票・定数26)
宇江田豊彦(現職4期・63歳/庄原市議会議員)
▼長崎県諫早市議会議員選挙(3/28投開票・定数26)
松永 隆志(現職2期・66歳/諫早市議会議員)
▼熊本県八代市議会議員選挙(9/3任期満了・定数28)
[推薦]
▼北海道千歳市議会議員選挙(5/30投開票・定数23)
相澤 晶子(新人・43歳/元陸上自衛官)
▼秋田県由利本荘市議会議員補欠選挙(4/4投開票・定数2)
小川 幾代(新人・35歳・団体職員)
▼富山県富山市議会議員選挙(4/18投開票・定数38)
村石 篤(現職3期・66歳/富山市議会議員)
東 篤 (現職2期・60歳/富山市議会議員)
岡部 享(現職1期・64歳/富山市議会議員)
▼島根県松江市議会議員選挙(4/18投開票・定数34)
川井 弘光(現職4期・64歳/松江市議会議員)
▼島根県出雲市議会議員選挙(4/11投開票・定数30)
大谷 良治(現職2期・55歳/出雲市議会議員)
▼島根県隠岐の島町議会議員選挙(4/18投開票・定数16)
髙宮 陽一(現職6期・71歳/隠岐の島町議会議員)
▼島根県奥出雲町議会議員選挙(4/18投開票・定数14)
大垣 照子(現職4期・72歳/奥出雲町議会議員)
▼岡山県赤磐市議会議員(3/28投開票・定数18)
原田 素代(現職3期・64歳/赤磐市議会議員)
<組織委員長>
〇都道府県連、及び衆参総支部の設立について報告があり承認されました。
富山県連が2月22日に設立
衆院小選挙区で1総支部、参院選挙区で1総支部を設立
〇衆院小選挙区暫定支部の設立について報告があり承認されました。
衆院小選挙区暫定総支部を1総支部設立
〇地方自治体議員の入党にについて報告があり承認されました。 21人の入党により合計1,169人となりました。
<企業・団体交流委員長>
17日に開催されたNPO関連予算ヒアリング、各種団体、NPOへのCOVID-19に関数るアンケート等について報告がありました。
【協議・議決事項】
<選挙対策委員長>
〇衆議院北海道2区、参議院長野県選挙区補欠選挙の候補者公認について提案があり了承されました。
▼衆議院北海道2区
松木 謙公(元職4期・62歳/元衆院議員)
▼参議院長野県選挙区
羽田 次郎(新人・51歳/会社役員・元衆院議員羽田孜秘書)
〇衆議院小選挙区総支部長の辞退について報告があり了承されました。
▼岡山5区 鎌田 桂輔