枝野幸男代表は17日早朝、米国・戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所⻑(アジア・日本部担当)のマイケル・グリーン氏とオンライン会談を行い、福山哲郎幹事長、亀井亜紀子国際局長、篠原豪外交・安保・主権調査会長とともに、バイデン政権における日米関係およびアジア政策について意見交換をしました。

 グリーン氏は冒頭、「バイデン政権は、日米豪印のQUAD首脳会談や、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官の訪日および2プラス2会議などを通じ、アジアの中で日米安保が最も重要な柱だというメッセージを出している。日米関係強化のためにも、ぜひ野党の意見を聞きたい」とあいさつをしました。

 枝野代表は、アメリカが日本およびアジア・太平洋地域に強い関心を持っていることを歓迎し、健全な日米同盟を基軸とすることを党の綱領でうたっていることに触れたうえで、日米韓の連携、さらにオーストラリアやインドなどとの関係を含め、対話を重ねたい旨述べました。

 福山幹事長は、日本の民主党政権・米国のオバマ大統領の時代に、外交諸課題の解決にあたりグリーン氏よりアドバイスをいただいたことへの謝意を表明。新しく結党した立憲民主党が、現実的な外交路線をとれる野党第一党であることについて語りました。