市民団体の主催する「いのちとくらしと人権、五輪よりもコロナ対策」などをテーマとする集会が19日、国会議員会館前で開催され野党各党が出席、立憲民主党から白眞勲企業・団体交流委員会委員長代理があいさつをおこないました。

 新型コロナウイルス対策について白議員は、「この時期に緊急事態宣言を解除していいのでしょうか。役所に聞いたところ総合的判断で解除をしたとのことだが、東京はリバウンドの兆候があり、総合的判断であるなら緊急事態宣言を解除してはいけない」と述べ、オリンピック開催に前のめりになっている政府の姿勢を批判しました。

 また、参院外交防衛委員会所属でもある白議員は、イージス・アショアの導入等により防衛費がGNP比1%を超えるかもしれない事態となっていることについて、「この財政のしわ寄せを年金に押しつけ、年金加入を早めるか年金支給の開始時期を繰り延べすることを政府は考えているのだろう」と指摘しました。そして、「戦争をする国づくりではなく平和的に解決するために知恵を絞ることが政治の役割だ」と強調してあいさつを締めくくりました。