蓮舫代表代行は20日夕、25日から始まる都議会議員選挙に挑戦する5名の女性候補予定者とともに『 #女性の声が東京を変える 』と題した街頭演説会を新宿駅東南口広場で開きました。「多種多様な5人の女性。誰を選んでもらっても、これからの4年間、絶対に後悔をしない5人」と広場に集まった方々、SNSで視聴している皆さんに訴えました(写真上は、左から和田さん、斉藤さん、鈴木さん、松田さん、あべさん)。

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 司会を務めた塩村あやか参院議員は、東京都議会のジェンダー構成に触れ「126人の議員がいるが、女性はわずか36名で3割に届いていない(28.6%)。そのうち、立憲民主党の女性都議はたったの1人。ジェンダー平等への取り組みや子育て政策をしっかりと前に進めていくためにも、多くの女性の声を議会に届けることが必要」と呼びかけました。

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 党常任幹事会議長を務める田名部匡代参院議員が一番手としてマイクを握りました。立憲民主党の同僚で車いすの横沢たかのり参院議員と一緒に仕事をして初めて、多くの気づきがあったと明かしました。「その国会議員がいるから、制度を変えたり、また新たに法律を見直したりということに繋がっていく」と政治にとって多様性がいかに重要かを説きました。

 また、セクハラなどで野次を受けても政治活動を続けてきた塩村議員に言及しました。「声をあげられない仲間のために、誰かが言わねばならないと思うから塩村さんだって声を上げ続けてきた。そして今それが(不妊治療への支援拡充など)国の政治すら動かし始めることになった」と説明しました。最後に「日本を女性の力で変えていく。多様な思いを、多様な声をぜひ議会の場に届けさせてもらいたい」と呼びかけました。

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あべ祐美子さん

 品川区議会議員を5期務め、品川区選挙区から立候補を予定しているあべ祐美子さんは、新聞社社会部の女性記者第1号として働いた時から今日に至るまで、周囲は男性ばかりの環境が多かったと言います。次期都議選では「たくさんの女性たちが、同じ方向を向いてチャレンジをしてくれている。本当に心強い」と語り、この仲間とともに、女性と男性が共に働き、同じステージで働く基盤を整えたいと訴えました。

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松田ともこさん

 中央区選挙区から立候補を予定している松田ともこさんは、家族4代にわたって銀座で飲食店を営んできたと言います。そのバックグランドを活かし「東京都の活気を取り戻し、人々の顔に笑顔を取り戻したい」と訴え、銀座歩行者天国での世界の料理やダンスの祭典を催したいと提案しました。

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鈴木えみこさん

 北多摩第一選挙区から立候補を予定している鈴木えみこさんは、国際線の客室乗務員に就き、結婚そして出産を機に退職し、子育てが一段落した後に再就職を目指しましたが、かなわなかったと言います。さまざまな理由で夢を諦めたり、我慢を強いられている人たちの「悔しさがよくわかる」という鈴木さんは、「誰もが夢を諦めずに過ごせる社会を実現したい。男性も、女性も、誰もが自分の夢を諦めずにいられる仕組みをつくりたい」と訴えました。

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斉藤りえさん

 大田区から立候補を予定している斉藤りえさんは、区議会議員時代に見た政治の現場があまりに男性中心の社会だった経験から「多様性という考え方が最も大切な価値の1つだ」と訴えます。「年齢、性別、世代、学歴、職業など、さまざまな背景をもったバラエティにとんだ政治家が、互いを尊重しながら議論を進めていくことこそが、よりよい社会を作り上げていく」と力を込めました。

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和田愛子さん

 コロナウイルスの感染拡大後から、子ども食堂や東京都のコロナの助成金、給付金の申請手続きのボランティアも続け、足立区選挙区から立候補予定の和田愛子さんは、「地域の声、子どもたちの声、困っているお母さんやお父さんたちの声、届いていない」と都政の現状に警鐘を鳴らしました。「毎日地域を歩いて、歩いて、聞いてきた皆さんの声、それを政治にもしっかりと活かして、働ける人材として力を尽くしていく」と決意を示しました。

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蓮舫代表代行

 あべ祐美子さん、松田ともこさん、鈴木えみこさん、斉藤りえさん、和田愛子さんの5名の都議選候補予定者の演説後に登壇した蓮舫代表代行は、「新人からベテランまで、それぞれさまざまな職種で活動をしてきて、そしていま同じ目標を見ている5人の思いを聞いてもらった。都議会を変えたい。都議会から政治を変えたい。都議会で政策を変えたい」という5名の候補予定者の政治活動への支援を呼びかけました。

 「多種多様な5人の女性。私からは、誰を選んでもらっても、これからの4年間、絶対に後悔をしない5人だと、SNSを通じても私たちの本気を訴えさせてもらいたい。間違ったことは間違ったことだと言いましょう。提案を正しいと思ったら、与党でも野党でもちゃんと議論をして正しい結果に導いていくのが議会」と説き、その担い手を女性が務めることの重要性を訴えました。

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