枝野幸男代表は3日、東京・足立区を訪れ、4日投開票日の東京都議会議員選挙に立候補している立憲民主党公認・和田愛子候補の応援演説に参加しました。
■和田愛子候補
36歳、2歳と6歳の子どもを育て銀行員として地域を歩き、多くの人から声を聴いてきたと自己紹介する和田候補。自身が子育てで行き詰ったときに地域のコミュニティで先輩ママに相談にのってもらったことや、子ども食堂でボランティアをおこない、給食費を払えない家庭が多くあることを目の当たりにし、格差が開いていることを実感した経験を話しました。また、コロナ禍での助成金手続きのボランティアもした際に、商店会の人に「こんな助成金があるなんて知らなかった。多くの議員に知り合いがいるのに誰も言ってくれない」と言われたことに触れ、和田候補は、「議席をとればそれで終わりなのでしょうか。そうではない。弱っている人の声を拾い、必要な支援を行き届かせるのが議員のあるべき姿。職務に忠実な人が本当にいるのか疑問でした。私はしっかりと政治の場に立ち、銀行員として歩いたように、拾い上げた声をそのまま政治に届けたい」と決意を表明しました。最後に和田候補は、「この選挙、何とか踏みとどまっているが皆さんのあと一歩、もう一押しが必要です。何とか都議会で仕事をするために送り届けてほしい」と自身への支援を求めました。
■枝野幸男代表
和田候補の後に演説を始めた枝野代表は、「初日に話を聞いて思ったが、改めて本当に良い候補。新人ですからね、区議会議員をやっていたとか、政治経験はない。経験と心から思っていることを話しているから、わかりやすくて伝わる話をできている」と和田候補を称賛。「本来の政治の役目を取り戻すために、和田愛子にもう一押しの力を与えてほしい」と和田候補への投票を依頼しました。
また枝野代表は、「私が生まれた50数年前くらいでは、家族の中で、親せきの中で、隣近所で、子育てを助け合う支えあう社会だった」と述べる一方で「日本は高度成長して、豊かな国になった代償として核家族化が進み、都市化が進み、その結果として 家族、隣近所で支えあう場がなくなっているから夫婦2人だけで、シングルマザーで、1人で子育てしろと言っても無理な社会をつくってきた」と指摘。「その時に誰が支えるか。政治が支えるしかないじゃないですか」と支え合いの政治をつくることを訴えかけました。さらに枝野代表は、「先輩世代に残していただいた豊かさをしっかり分かち合い、支え合う。その役割を政治がしっかり果たしていく。そういうもう一つの選択肢を、もう一つのビジョンを、私たちは明確に掲げています。ぜひ、私たちとともに安心して暮らせるまっとうな政治を取り戻していきましょう」と強く呼びかけました。
■北條智彦衆院東京13区総支部長
北條総支部長は、「和田愛子さんにぜひ都議会で、皆さんの声を政策で実現する政治家として大いに仕事してほしい。本当に激戦です。最後の最後までお力を頂けるようお願いします」と和田候補への支援を求めました。