2021年8月3日

熱海大規模土石流からの早期復興に向けて

立憲民主党
幹事長 福山哲郎

 熱海市伊豆山地区を大規模土石流が襲ってから1か月余りを経過した。犠牲となられた22名の方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、いまだに避難生活を強いられている皆様をはじめ被害を受けられた皆様にお見舞いを申し上げます。また、5名の行方不明の皆様が早期に発見されるよう、警察など関係者に最善の努力をお願いいたします。

 立憲民主党では、発災直後に情報連絡室を立ち上げ、渡辺周・立憲民主党静岡県連代表と連絡を取り、情報の収集、被災者の救助・生活支援、そして復旧に向けて取り組み、政府への要請活動などを行ってきました。海岸線の有料道路の時限無料化など実現できたものもあります。

 被災地においては、いまだに「緊急安全確保」が発令されたままであり、小学校の再開ができないなど困難な生活が強いられています。また、300人余りの皆様の避難生活が続いており、不慣れな環境での生活を強いられています。立憲民主党としては、こうした被災者の皆さんの困難な状況を政府など関係機関にしっかりと伝え、一刻も早く安全・安心な暮らしが取り戻せるよう、引き続き、取り組んでまいります。また熱海市の観光産業が早期に回復できるよう、正確な情報発信、観光促進策などにも取り組んでまいります。

 今回の被災においては避難情報発令のタイミングや民間事業者が行う盛り土に対する行政の対応などの課題も浮き彫りになりました。こうした課題についても、国政の場でしっかりと取り上げて、再発に向けて必要な措置をとってまいります。