逢坂誠二・新型コロナウイルス対策本部長(衆院議員)は1日、横浜市内で、前横浜市立大学医学部教授の山中竹春さんと街頭演説をおこないました。大船駅前では早稲田夕季衆院議員(神奈川4区総支部長)、日吉駅前では中谷一馬衆院議員(神奈川7区)の他、多くの党所属自治体議員も街頭演説に参加しました。山中さんは同日、保土ケ谷駅前でも青柳陽一郎衆院議員(神奈川6区)と共に街頭演説をおこないました(写真上は、大船駅前での街頭演説の様子。左から逢坂議員、山中さん、早稲田議員)。
日吉駅前の街頭演説で逢坂コロナ対策本部長は、横浜市のIR・カジノ誘致について、出身の北海道ニセコ町の例を挙げ、「観光客が来て潤っているのは事実だが、地域外の資本が入り、ニセコという舞台でどんなにお客さんを多く集めても、その儲けは本社に持っていかれる。これでは地域は良くならない」と語り、「地域に還元される具体的な仕組みがなければ地域が良くならない」とカジノでは地域が良くならないと訴えました。
さらに、「選挙が近くなると今まで言っていたことと違うことを言う人がいる」と語り、「国会では、カジノに関連する法案に賛成と言っていた人が、なぜか市長選に出るとなると反対と言ったりする。あるいはカジノについて選挙のときには白紙だと言っていた方が、当選した途端、カジノの推進派に変わってしまう」と話し、「誰が本当のことを言っているのかしっかり見極める必要がある」と指摘しました。
新型コロナウイルス感染症の政府の対応については、菅総理が専門家の声に耳をかそうとしないと指摘。政策は政治家が判断するが、事実やデータ、科学的根拠が判断の根拠となると語り、全く耳をかそうとしない菅総理の姿勢を、「自分の都合、自分の思い、そのことだけでやっている」と指摘し、「これでは政治の判断はうまくできない」と訴えました。
横浜市長選挙については、データがきちんと揃っていることが政策の判断の裏付けになると語り、データに基づき物事を判断をする人を政治家にしなければならないと訴えました。
さらに、どの市長を選ぶかによって地域の浮沈が決まると話し、「市長には、予算提出の権限、予算執行の権限、許認可の権限、人事権と絶対的な権力がある。権限の大きな部分を委ねるのが市長選の本質」だと語り、誰に投票するかしっかり見極める必要があると指摘しました。
山中さんは「市民に政治を取り戻したい」と訴え、今回の横浜市長選挙の投票日8月22日が、2年前の同じ日に林文子横浜市長がIR・カジノ誘致を表明したことを取り上げ、「8月22日、私山中竹春と一緒にカジノの誘致なんて議論はやめにしましょう。8月22日でカジノの話は終わりです」と訴えました。
さらに山中さんは、(1)「自助努力」から、一人ひとりに寄り添う、データに基づくコロナ対策へ(2)子どもを産み育てたいと思う街に(3)「健康長寿」で長生きして良かったと言える街に――といった訴えをおこないました。