党「つながる本部」(本部長:枝野幸男代表)は27日夕、全国の都道府県連つながる本部長と党本部つながる本部役員とをオンラインでつなぎ「第2回全国つながる本部長会議」を開催しました。会議では合流新党スタート以降の取り組み内容を振り返るとともに、今後の活動について全国のつながる本部長からの提案をもとに意見交換しました。

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つながる本部長の枝野幸男代表

 冒頭であいさつに立った枝野本部長は、参加した都道府県連のつながる本部長に、「いま政治に届いていない国民の皆さんの声をしっかりと受け止めてつながる。市区町村、都道府県、国政と役割分担しながらつながり、政治に届いていない声を届ける『つながる本部』の活動がむしろ本体。それをより効果的につなげるために取り組むのが選挙だという認識です。地域で事情は違うがそれぞれに積極的に活動していただいている皆さまに感謝申し上げます」と地域での奮闘に謝意を示しました。

 つながる本部と企業・団体交流委員会が共催し、その後に自治体議員のコアメンバーがつながる形で勉強会を重ねている労働者協同組合法に関する取組みについても言及し、「活動が自主的・主体的に広がり、具体的な話になっていることを承知しています。地域ごと個人ごとに横へ全国へ展開したいというさまざまな要望があると思っています。今日の集まりをそのための建設的な議論の場にしていただきたい」と呼びかけました。

 続いて、逢坂誠二事務総長と石川県連つながる本部長の喜成清恵金沢市議がこれまでの取り組みについて振り返り、報告しました。報告とともに逢坂事務総長は「つながる本部は自治体議員、国会議員、民間事業者とも連携して、今までの取り組みからは見えなかったものを掘り起こし政治につなげていく取り組み。党規約にも定められている党としても重要な取り組みです」と、あらためてその位置づけを語りました。

 喜成・石川県連つながる本部長は、第1回つながる本部長会議で自ら提案し、その後取り組んできた「夜間中学を理解する集い」や、「労働者協同組合法に関する取組み」について報告しました。夜間中学に関しては、元文部科学事務次官の前川喜平氏と日本最大規模の自主夜間中学を運営している一般社団法人「岡山に夜間中学校つくる会」の城之内庸仁理事長を招いて講演してもらい、これをもとに自治体議員有志でプロジェクトチームを結成したことを報告。有志での意見交換を経て、「学習権は生存権、学ぶことは生きること」という認識のもと、立憲民主党としては「学びたい」という声を受けとめる取り組みを進めていきたいとの考えに至ったことをふまえ、新型コロナ収束後に岡山自主夜間中学の視察と懇談会を開催したいとの考えを述べました。

 都道府県連からの提案としては、岩手県連つながる本部長の山谷仁滝沢市議会議員、栃木県連つながる本部長の松井正一栃木県議会議員、石川関連つながる本部長の喜成金沢市議会議員、長野県連つながる本部長の望月義寿長野県議会議員、静岡県連つながる本部長の川崎美希子藤枝市議会議員、愛媛県連つながる本部長の小野志保新居浜市議会議員、福岡県連つながる本部長の古賀之士参議院議員、熊本県連つながる本部長の上田芳裕熊本市議会議員らがそれぞれ地域での取り組み報告と提言を行い、意見を交わしました。

 党本部側からは枝野本部長をはじめ、福山哲郎副本部長(幹事長)、田名部匡代副本部長(参院議員、常任幹事会議長)、逢坂誠二事務総長(衆院議員、代表特命補佐)、大西健介事務総長代行(政務調査会代理)、宮沢由佳事務局長(参院議員)が参加しました。