枝野幸男代表は18日、新潟市を訪れ西村ちなみ衆院議員(新潟1区)とともに街頭演説をおこないました。

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 西村議員は冒頭「私は何としても今の政治を変えたいと思う。その思いを皆さんに聞いていただきたい」と訴えました。野党が憲法に基づき臨時国会の開会を求めていたが、やっと昨日になって政府与党から10月4日に開会するという申し出があったと報告。菅政権、その前の安倍政権では、いろいろな意見を無視して、自分たちの考えを押し通そうとしてきたことに問題があると批判しました。

 「小さな政府を追求した結果、私たちの命の問題、暮らしの問題が脅かされる状況になってしまっている。私はやはり、一人ひとりの働き方を見直し、とりわけ医療や介護、福祉、子育て等の分野で働く皆さんの待遇をしっかり改善するところから政治が生活を支え、そしてひいては経済を回していく」ことを目指すべきだと訴えました。

 「皆さんお一人おひとりの力を合わせれば大きな力になる。そして集まった水の流れが、川となって、海となって日本の政治を変えていくことができる。本当に命を守る政治へと、私は変えていきたい。人々の思いに、皆さんの思いに共感する力。私が持っているすべての力をもって、皆さんのための政治を実現したい」と力強く訴えました。

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 枝野代表は、新型コロナ感染症について、「まだ10万人以上の方が放置をされている状況。重症病床がひっ迫している地域はまだたくさんある。中等症の皆さん、入院できない方がたくさんいらっしゃる。そして秋以降には第6波がくる恐れがある」と危機感を示しました。まさに緊急事態の中、「自民党さんは総裁選挙をやるのは、それは勝手だ。でも昼間は国会を開けるではないか」と述べ、コロナを担当している現職の大臣が自分が総裁になることに夢中になっていることに苦言を呈しました。

 「少し感染者が減ってきたらきっとこれで大丈夫だと、そういうことの繰り返しでもう1年半以上たっている。もう繰り返させないためにはこの危機感のない人たちに任せてはいけない」と訴えました。

 命と暮らしに不可欠な医療、介護や教育、保育・子育ての現場で働く人の賃金を引き上げなくてはいけないと主張し、それと同じように農業に従事する人の所得を補償していかなければならないと訴えました。「金儲けのための農業だけだったら、日本の中で世界との競争で勝てるところは少ない。だからといって日本に農業は要らないのか、林業も水産業も要らないのか。そんなことを言う人はいない。農林水産業は水を守り、緑を守り、空気を守り、地域を担っている。食料の安全保障を担っている。大事な役割があるのだから、国がしっかり支える。外国から食料の輸入が止まっても、食べる物がないようなことにしてはならない」と訴えました。

 西村議員について、党の中枢を担う人材で、社会保障、ジェンダー平等、そして国際問題まで幅広く精通しているので「とても頼りにしている」と述べ、さらなる支援を呼びかけました。

 街頭演説では大渕健県議会議員が司会をつとめ、打越さく良参院議員や地元自治体議員が参加しました。

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