枝野幸男代表は20日、千葉県内各地を回り、流山おおたかの森駅(流山市)前での街頭演説会では竹内千春千葉7区総支部長とともにマイクを握りました。
民間企業・教員を経て、弁護士として活動する中で世の中の理不尽をあきらめず変えていこうと、政治の世界に飛びこむことを決意した竹内総支部長。「今の政治は、国民の声を聞かない。国民の多くは、政治は遠いところにあるものとしてあきらめている。だから私は国会を目指す。声が届かない人たちの理不尽さを、あきらめずに本気で変えていく」と訴えています。
枝野代表は演説の中で新型コロナウイルス感染症対策や経済政策に言及。コロナ対策については特に、立憲民主党は1年半以上前から「徹底した水際対策」「PCR検査の拡充」「自粛と補償はセット」が必要だと主張してきたにもかかわらず政府の対策は一向に進んでいないとして、コロナ対策を転換させるためにも、もう1つの政権選択肢を示していくと力を込めました。
その上で、自身と同じ弁護士の竹内総支部長については、「弁護士だからいいと言うわけではないが、どういうクライアントのために仕事をしてきたかを見れば政治家になったときの姿勢も分かる。(竹内総支部長は)厳しい立場、つらい立場にある人たちのために実績を積んできた。お金持ちのための、お金を守るための弁護士ではない」と紹介。「まさに今、この国の政治に求められる仕事を弁護士として実績を積んできた。その力を今度は法律を守る、憲法にしたがって政治をおこなうという、当たり前のまっとうな政治を取り戻す先頭に立ってもらおう」と呼びかけました。
竹内総支部長は、さまざまな困難にある立場に女性に寄り添ってきた経験から、社会的に弱い立場に置かれている女性の状況を改善しないのは、議員に女性が少ないからではないかと指摘。「女性にとって重要な問題を社会の重要課題として議論するために、もっと女性の議員を増やさないといけない。だったら私が政治の場に出ていき、理不尽な社会を変えていこうという思いから政治家をめざすことを決意した」と述べました。
「政治が国民の方を向き、説明を果たすために必要なことは、国民が政治を見てしっかり声を上げていくこと。政治と生活は密接に関連している」と強調。そのためには特に、子どもたちへの教育が大切だと説き、「政治とは何なのか。どうして税金を払うのか。税金は何に使われるのか。政治家をどう監視していくのか。自分たちの声をどうやって政治に届けていくのかを小さい頃から教えていくのかが必要」だと訴えました。
街頭活動をするなかで、立憲民主党への批判の声もあると話し、「しっかりと政策を訴え、どうすれば国民に寄り添っていくという姿勢が伝わっていくかを考えなければいけない。教育の現場から、また法律家として、外から見てきた経験を活かして新しい風を国政に吹き込んでいく」と力を込めました。
街頭演説会には、小西洋之参院議員をはじめ多くの地元自治体議員が参加しました。