立憲民主党は12日、第35回常任幹事会を国会内で開催しました。
 枝野幸男代表は冒頭のあいさつで、政府与党が野党からの予算委員会開会要求に応じない姿勢について「どうも議論から逃げて解散をするという流れのようだ」と述べ、岸田総理について「金融所得課税が象徴的だが、総裁選挙でおっしゃっていたことを総理になったら何も貫けないというブレブレの、そして中身のない所信と答弁が繰り返されているいう甚だ残念な状況だ」と批判しました。
 コロナ対策について、「この2年近く、自宅で亡くなる方まで出てしまった。そして支援がなく、沢山の事業者が閉店、廃業を余儀なくされ、多くの皆さんが仕事を失って明日の暮らしにも困っている。こうしたコロナ対策を、何をどう変えていくのかを、これから検討するということで何の具体策もない」と指摘しました。また、「アベノミクスは違う新しい資本主義かと思ったら、何が新しいのかさっぱり分からず、安倍政権・菅政権でも繰り返されていた発言を繰り返すのみ」だと批判しました。
 そして、来たる総選挙について「いよいよ命と暮らしを守り、支え合う社会を作るために、そしてまっとうな政治を取り戻すために、この選挙に私たちは勝ち抜かなければならない」「多くのいわゆる無党派と言われる皆さんが、本当に立憲民主党に託していいのかと迷っていて、これから最後の判断をされる。ここからの戦いが勝負を決する。ここらが踏ん張りどころだ」とさらなる奮起を促し、「一緒に変えよう」と訴えてあいさつを終えました。

【報告・承認事項】
<幹事長>
 政権公約の発表( #政権取ってこれをやる 「若者んの未来を創る政策プラン」「ジェンダー平等の実現に向けた女性政策の充実」)、10月7日の地震に関する情報連絡室の設置、東京8区の状況、生方幸夫衆院議員の拉致問題に関する発言への対応等について報告がありました。

<国会対策委員長>
 野党からの予算委員会開催要求、野党合同ヒアリング、今後の見通しについて報告がありました。

<参院国対委員長>
 今後の参院の日程等について報告がありました。

<政務調査会長>
 政権政策2021、政策集の発表について報告がありました。

<選挙対策委員長>
〇地方自治体議員選挙における候補者の推薦について報告があり、了承されました。
【推薦】
▼宮城県松島町議会議員選挙(12/5投開票)定数14
 櫻井 貞子(新人・66歳/松島町婦人会会長)
▼三重県いなべ市議会議員選挙(11/14投開票)定数18
 林 正男(現職5期・74歳/いなべ市議会議員)

<組織委員長>
〇総支部長の異動について報告があり、了承されました。
 福岡県第6区総支部

〇地方自治体議員の離党について報告があり、了承されました。
 離党1名により累計1,275人

【協議・議決事項】
<選挙対策委員長>
〇衆議院小選挙区総支部長の選任について提案があり、承認されました。
▼福岡6区 田辺 徹(新人・60歳/元オペラ歌手)

〇衆議院小選挙区総支部長の辞退について報告があり、承認されました。鳥居氏は比例選挙活動に専念するとの説明がありました。
▼福島5区 鳥居 作弥(新人・47歳/元県議会議員) 
▼愛媛4区 杉山 啓 (新人・29歳/サイエンスコニュニケータ)

〇第49階衆議院総選挙公認候補者の決定について報告があり、承認されました。
 本日公認されたのは合計214人で、その内訳は現職105人、元職25人、新人84人。女性候補者は37人で17.3%。

第49回衆議院総選挙公認候補一覧.pdf

 最後に、総選挙期間中の機関決定は枝野代表に一任することを承認しました。