岡田克也常任顧問は20日、高知県須崎市を訪れ、高知2区から立候補している広田一(ひろた・はじめ、前衆院議員)候補の応援演説をおこないました。広田候補は、「緊張感のある国会にして、お互いがお互いのコロナ対策法案を協議し、1本でも1日でも早く成立させることが、第6波に備えた先手先手の積極的なコロナ対策になる」と訴えました。

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広田一候補

■広田一(ひろた・はじめ)候補

 参院議員を2期、衆院議員を1期、防衛大臣政務官も経験している広田候補は、現在党の外交・安保・主権調査会の幹事長をつとめる安全保障通。広田候補は、「立憲民主党のアキレス腱は安全保障と言われていますが、決してそうではない。自民党よりよほど現実的で責任ある安全保障政策を私広田一が必ずやり遂げて見せます」と述べ、日本の領海・領域を守る領域警備・海上保安庁法案を立憲民主党が提出していることを紹介しました。
 広田候補は、今回の総選挙がコロナ禍での選挙で、誰も経験したことのない選挙であり「歴史的な選挙と言っても過言ではありません」と述べました。広田候補は、「この歴史的な選挙にぜひとも参加をしていただいて、投票率が10%上がれば必ず今の政治、社会を変えることができます。どうかみなさん、一緒になって変えてまいりましょう」と投票を呼びかけました。
 また、広田候補は「今回の選挙の争点の1つは新型コロナ対策だ」と述べ、新型コロナウイルス感染の第5波の特徴として「自宅療養が激増した」ことをあげました。自宅療養中の妊婦さんが出産し、赤ちゃんが亡くなったという事例を取り上げ「もうこういったことは繰り返してはなりません。しかし、今回のこの悲劇や非常事態に対して、時の政権与党の皆さんは誰一人責任を取らない。責任を取らないどころか、誰一人反省の弁を述べない。そんなことを許せるはずがありません」と政府・与党の姿勢に疑問を呈しました。そのうえで、立憲民主党がPCR検査を拡充する法案やひとり親家庭で生活に困窮する家庭を支援する法案、持続化給付金の再支給法案や家賃支援給付金法案など多くの新型コロナ対策法案を提出していることに言及し、それにもかかわらず政府・与党が審議に応じようとしないことに触れました。広田候補は、「コロナ対策には与党・野党は関係ないのではないでしょうか。お互いが知恵を出し合って協力し合うのが国民の皆さんの思いや願いです。しかしその思いに今の国会は答えていない。どうしてか。与党と野党の議席差があまりにも大きいがために、私たちの意見や主張を顧みることができない。私はこんな国会をどうしても変えたい。政権交代を実現する」と力強く訴えました。

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岡田克也常任顧問

■岡田克也常任顧問

 岡田顧問は、広田候補が初めて2004年の参院選挙に無所属で立候補した際に、当時民主党代表をしていた岡田顧問が選挙最終日に応援演説に行ったエピソードを披露。「私は、広田一という男はこれからの日本にとって絶対なくてはならない人材で必ず大きく育つ、そう思ったからこそ、他の民主党の公認候補を差し置いて、広田さんの応援に駆け付けた」と紹介しました。
 岡田顧問は、第2次安倍政権以降に続々と発覚した問題を取り上げ、森友学園問題については「役所が勝手にやったのか政治の関与があったのかはっきりさせる必要がある」、桜を見る会問題については「自分たちの後援会の活動を税金使って、国の大事な行事を利用している」等と指摘し、「何をやっても良いんだと、そういう国民を見下げたような、一部の特権階級みたいな、そんな政治をここで『違いますよ』とはっきり言わなければ、いつ言うんですか、皆さん。最後のチャンスですよ」と呼びかけました。また、岸田総理に変わっても「安倍政治はまだ続いている」と述べ、幹事長や政調会長、官房長官や財務大臣など閣僚や自民党の重要ポストについて「みんな安倍派、麻生派じゃないですか」と指摘。「やはり大事なところには自分が信頼できる人を据えてこそ内閣を動かせる。これでは、安倍さん麻生さんのご機嫌を伺いながら、了解取りながら総理大臣をやるんですか。みなさん、まだアベ政治は続いているということを分かってください」などと訴えました。