枝野幸男代表は26日、鹿児島県薩摩川内市を訪れ、立憲民主党公認で衆院選に立候補している鹿児島3区の野間たけし(のま・たけし)候補の応援演説をおこないました。枝野代表は鹿児島3区について「最重点区の一つ、自民党の強いところでしっかり小選挙区で勝ち抜ける十分な可能性があるということで大きな殊勲賞を上げてほしい」とエールを送りました。

■野間たけし候補

 衆院議員を2期つとめてきた野間候補は、2017年は9万票以上の得票数を得ながらも落選。落選後、事務所の費用を払えない状態で引退を考えたという野間候補は、それでも周りの方からの多くの支援があったために、4年間活動を続けられたと感謝を述べました。4年間の活動で感じてきたこととして「皆さんの声が全く政治に届いていない」ことをあげ、「少しでも政治に届けて皆さんの暮らしをよくしていきたい」と決意を表明しました。

DSC_5124.jpg
野間たけし候補

■枝野幸男代表

 枝野代表は、野間候補が政策秘書や大臣秘書官としてつとめた故・松下忠洋元大臣に「経産大臣の時に力を貸していただいた」と紹介し、「松下先生の出身地で野間たけしさんが大変な接戦だ」と聴衆に呼びかけました。

 また、枝野代表は、新型コロナウイルスの世界の感染状況について「ロシアでは過去最高、イギリスではワクチンが広まったのに感染が広がっている」と言及。今は日本の感染状況は収まっていても、また変異株が日本に入ってくると第6波となり、多くの命が失われると危機感を示しました。そうした事態にならないために、立憲民主党では、PCR検査の拡充法案を提出しており、無症状の感染者を早く発見し、感染拡大を防ぐことを提案していることを紹介。それにもかかわらず政府・与党が「なぜか腰が引けている」と指摘し、「厳しい状況に置かれている皆さんをこれ以上苦しめない。そのためには政治を変えないといけない」と訴えました。

 枝野代表は残り5日となった衆院選について「あと5日でこの選挙全体の結果が大きく変わる」と述べました。そのうえで、「すでに投票に行っていただいている人は多いでしょうが、ここからが勝負。野間たけしがいる。野間たけしなら信用できる。こうやって皆さんにお願いするしかない。私の代わりに皆さんが周りに、野間たけしさんを今度こそ国会に届けよう、国会を変えようと伝えていただけませんか」と野間候補への支援を強く呼びかけました。

DSC_5188.jpg
枝野幸男代表