岡田克也常任顧問は25日大分県入りし、大分2区から立候補している吉川元(よしかわ・はじめ)候補とともに臼杵市内で街頭演説をおこないました。

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■吉川元候補

 吉川候補はまず、新型コロナウイルス感染症対策で政府の分科会の尾身茂会長をはじめ、専門家の声に誠実に向き合っていれば第5波はこれほどひどいことになっていなかったのではないかと指摘。森友学園問題では、当時の安倍総理が「私や妻が関係していたということになれば、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と発言したことに触れ、「言葉に誠実に向き合うならば総理、国会議員をやめるべき。誠実さのかけらもなく、それどころか自らの発言に合わせる形で公文書を書き換えてしまうこんな政権、こんな政治をこれ以上許してはいけない。この9年間続いてきたおかしな政治、誠実さのかけらもない政治を変えよう。『地方創生』を掲げながら人口減少、高齢化が進み地方は豊かさのかけらもない。いまの政治を変え、私たちの未来、次世代を担う子どもたちの未来を切り開こう」と訴えました。

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■岡田克也常任顧問

 岡田常任顧問は、「今の政治どうですか。満足していますか。安倍政権、菅政権と合わせて9年、いまの政治でいいですか」と問いかけ、「私は民主主義がどんどん壊れていくような気がして恐ろしくてならない。なんとかしてここで歯止めをかけないといけない」と危機感を表明。その1つの例として、国会で議論が成立しないことを挙げ、予算委員会で歴代総理と議論してきた経験から、「橋本(龍太郎)さん、小渕(恵三)さん、小泉(純一郎)さん。議論していて充実感、やりがいがあった。安倍さんになって議論が初めからかみ合わない。肩透かしを食らい、まじめに答えようとする気がない。質問者に対しても失礼だが、答えないことは国民への説明責任を果たしていないことだ」と、安倍元総理の姿勢を問題視しました。

 加えて、国会で公文書が隠され、勝手に廃棄をされ、決裁文書の改ざんまでおこなわれ、公表された文書は黒塗りで読めない箇所が大半の、いわゆる「のり弁」だとして、「事実に基づいて議論すべきところ、事実が隠されるのが当たり前になっている。そうした状況では議会としての役割を果たせない」と指摘。また、森友学園問題や総理主催の「桜を見る会」の問題については、「一国の指導者として強大な権力を持つ総理大臣が公私混同という、一番やってはいけないことをおこなっている。けじめをつけるべき」と述べました。

 新型コロナウイルス対策をめぐる、安倍元総理が約300億円の予算をかけて全世帯に配布したアベノマスクや、全国の小中学校・高校などに対する突然の一斉臨時休校要請、GoToキャンペーンについては、明らかにトップの判断の誤りだと指摘。それにもかかわず、誰も責任を認めず、謝罪もしていないと述べ、「責任がとれないような、いい加減な決断はするな」と指弾しました。

 「こんな政治を続けていったらますますこの国の民主主義はおかしくなってしまう。今回の総選挙で与野党伯仲の状況を作ろう。そのことによりコロナ対策や社会保障政策、外交課題などについてもっと深い議論を与野党でおこなう、合意形成していく本来の民主主義の国会に戻したい。与野党の勢力を伯仲させ、次の政権交代に向かって歩みだそう」と呼びかけるとともに、今回の選挙で吉川候補が選挙区で勝つことが党のリーダーになるための大事なステップだと、吉川候補の小選挙区での勝利に向けて力を貸してほしいと訴えました。