菊田まきこ候補(新潟4区)は28日午後、新潟市江南区のラ・ムー亀田店前で街頭演説会を開きました。岡田克也常任顧問、森ゆうこ参院幹事長らが応援に入り、「今だけ、金だけ、自分だけ、一部の人だけが得をする忖度政治を終わらせよう」と訴えました。小島晋新潟県議、宇野耕哉新潟市議が司会を務めました。
■菊田まきこ候補
まず菊田候補は、9年にわたった自民党一強政治の下で、何が起こったのかと問いかけました。「総理大臣が国会で嘘八百を並べ、虚偽答弁を繰り返す。国民への説明責任から逃げる。国会は開かない。本来国民のための奉仕者である国家公務員、優秀な官僚が隠蔽や改ざん、公文書の廃棄にまで手を染めた。森友学園、加計学園、桜を見る会は全て権力の私物化だ。現職の閣僚経験者や国会議員が賄賂をもらったり、大型買収事件を起こしたり、不祥事のオンパレードではないか」と自民党がもたらした政治腐敗を断じました。
こうした政治を変える方法として菊田候補は、「与党と野党が伯仲する。国会で議席が半分半分になれば、こうした不祥事を断ち切ることができる」と力を込めました。「今こそ私たちは、誠実で嘘のない、皆さまから信頼される政治、健全な民主主義を取り戻さなければならない。私、菊田まきこは、その先頭に立たせていただきたい。皆さまから信頼されるもう一つの選択肢、もう一つの受け皿、自民党に代わる新しい力を菊田真紀子に授けてもらいたい」と支持を訴えました。
■岡田克也常任顧問
次にマイクを握った岡田常任顧問は、「安倍・菅政治、そして岸田政治の9年間を見てきて、日本の民主主義の土台が本当に揺らいでいる」と強い危機感を示しました。その一番の原因が安倍晋三元総理にあると指摘しました。「日本の最高権力者である総理大臣が最も気をつけなければいけないことは、『私』と『公』をきちんと分けることだ」と説いた岡田顧問は、安倍氏が税金を使って何千人もの自らの後援会員を「桜を見る会」に招待したという公私のないやり方を厳しく批判しました。
相次ぐ自民党議員の不祥事は、「こういうトップを見ていて、俺たちは何をやっても大丈夫なんだ。俺たちは特別なんだ。そういう驕りから起こっているのではないか」と問題視しました。岡田顧問は、「こういう政治を改めようではないか。そのためには与野党伯仲だ。与野党の議席数が同じになれば、政治は変わる」と力説しました。今回の総選挙は、「こういう政治が間違っている」と意思表示するための機会だと訴え、菊田まきこ候補への投票を呼びかけました。
■森ゆうこ参院幹事長
広島3区候補者の応援から戻ってきたという森ゆうこ参院幹事長は、大規模選挙買収で実刑が確定した河井元法務大臣の裁判の過程で明らかになった問題を取り上げました。「河井氏は、業者を雇って、ネット工作を行ない、対立候補のデマをまき散らし、選挙の結果を歪めた」「税金を使って、民主主義の根幹である選挙の結果を歪めた」と自民党が行なった不正なやり方を指弾しました。
翻って新潟4区でも自民党候補の国定勇人氏が菊田まきこ候補へデマ攻撃をおこなっていると指摘し、「私は本当に悔しい」と嘆きました。5年前の参院選でも国定氏は、候補者だった森参院幹事長のデマを飛ばしたと明かしました。選挙最終盤に向けて森参院幹事長は、「残すところあと2日。私たちは誇りをもって、勇気をもって正々堂々と戦っていこう」「今だけ、金だけ、自分だけ、一部の人だけが得をする忖度政治を終わらせよう」と熱心に聞き入る聴衆の皆さんに呼びかけました。