立憲民主党は9日、第36回常任幹事会を国会内で開催しました。

 枝野幸男代表は冒頭のあいさつで、今回の衆院選で自民党の幹事長を小選挙区で破り、若い新しい仲間が当選した一方で、立ち上げから党を支えていた仲間が議席を得ることができなかったと振り返り、惜敗した仲間と、応援していただいた皆さんにお詫びを述べました。
 そして改めて、首班指名がおこなわれる特別国会の閉会後に正式に代表職を辞任する旨、表明しました。

 また、今回の選挙で惜敗率90%を超えても比例復活できなかった候補者や、大きく得票を増やしながら議席を得られなかった候補者については、できるだけ早く、本人の意向も聞きながら新しいスタートが切れるように出席した常任幹事に協力を求めました。

 最後に、「われわれ最大野党、公の器としての役割と責任は何も変わっておりません」と述べ、引き続き、党のためというよりも日本のために全力をあげていただくよう求めました。

【報告・承認事項】
<幹事長>
 10日に惜敗した候補者、11日に全国幹事長・選挙対策責任者とそれぞれオンラインで意見交換会をおこなうことを報告しました。
 12日の国会日程終了後に、枝野代表の辞任を承認するための臨時常任幹事会を開催。また両院議員総会を開催することを報告しました。
 新執行部が発足するまで、幹事長以下、現執行部で残務処理をおこなう旨、報告しました。

<国会対策委員長>
 副議長人事、委員会人事について、および今後の見通し等について報告がありました。

<参院国対委員長>
 5日に参院会派の議員総会を開催し、参院の執行役員を選出した旨の報告、および今後の参院の日程等について報告がありました。

<政務調査会長>
 生活困窮者給付金、ひとり親家庭給付金の2本の法案を提出する旨の報告がありました。

<選挙対策委員長代行>
〇地方自治体議員選挙の結果について報告があり、了承されました。
【公認】
▼群馬県議会議員補欠選挙〔高崎市〕(10/31投開票)欠員2/立候補者数4
 鈴木 敦子(61,104票・1位/当選・1期目)
▼神奈川県川崎市議会議員補欠選挙〔幸区〕(10/31投開票)欠員1/立候補者数2
 嶋 凌汰(35,326票・2位/落選)
▼富山県高岡市議会議員選挙(10/31投開票)定数27/立候補者数29
 石須 大雄(2,543票・15位/当選・5期目)
 埜田 悦子(1,828票・26位/当選・1期目)
▼奈良県議会議員補欠選挙〔奈良市・山辺郡〕(10/31投開票)欠員2/立候補者数4
 階戸 幸一(41,596票・2位/当選・1期目)
▼鳥取県三朝町議会議員選挙(10/31投開票)定数12/立候補者数13
 藤井 克孝(361票・3位/当選・5期目)
▼東京都葛飾区議会議員選挙(11/7投開票)定数40/立候補者数60
 川越 誠一(3,707票・10位/当選・3期目)
 門脇 翔平(2,613票・35位/当選・1期目)
 夏目佳代子(2,530票・40位/当選・1期目)

【推薦】
▼山形県酒田市議会議員選挙(10/31 投開票)定数25/立候補者数30
 武田 惠子(2,434票・18位/当選・4期目)

〇首長選挙の結果について報告があり、了承されました。
▼埼玉県ふじみ野市長選挙(10/31投開票)立候補者数2
 高畑 博 (28,848票/当選・現職4期目)
▼兵庫県神戸市長選挙(10/31投開票)立候補者数5
 久元 喜造(439,749票/当選・現職3期目)
▼福岡県苅田町長選挙(10/31投開票)
 遠田 孝一(無投票/当選・現職2期目)

<組織委員長>
特になし

<企業・団体交流委員長>
 代表・幹事長が連合の各産別へあいさつ回りしている旨、報告しました。

【協議・議決事項】
<選挙対策委員長>
○第26回参議院議員選挙候補者の公認について提案があり、承認されました。
▼京都選挙区 福山哲郎(現職4期・59歳/参議院議員)

○地方自治体議員選挙における候補者公認について提案があり、承認されました。
▼愛知県名古屋市議会議員補欠選挙〔東区〕(12/5投開票)欠員1
 梅田 泰明(新人・42歳/衆院議員秘書)

○第49回衆院総選挙結果について

<幹事長>
規約39条に基づき代表選挙管理委員長および委員を選任しました。

代表選挙管理委員会
委員長
 難波 奨二 参院議員
委員
 坂本祐之輔 衆院議員
 青木  愛 参院議員
 宮沢 由佳 参院議員
 神谷  裕 衆院議員