立憲民主党は12日、国会内で両院議員総会を開きました。総会では、常任幹事会で了承された枝野幸男代表の退任、党代表選挙規則に基づく「立憲民主党代表選挙に関する常任幹事会決定事項」が了承されました。

 冒頭、枝野代表が退任のあいさつをしました。枝野代表のあいさつの内容は以下の通りです。

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■枝野幸男代表退任のあいさつ

 皆さんお疲れさまでございます。前回の両院議員総会で申し上げました通り、先ほど正式に代表の職を辞させていただきたいということでお願いをさせていただきました。合流結党から1年2カ月。そして私としては4年前、立憲民主党を立ち上げて、選挙で、最小の最大野党という立場を与えていただきましてから、約4年1カ月。4年前にはそれぞれその時点では、いろいろな立場に皆さんおられましたが、いずれも「これからわれわれの政治勢力どうなってしまうんだろう」「政権交代可能な状況をみんなで目指していたはずなのに」というところの中で出発をいたしました。本当にそれぞれの立場でいろいろな困難があるのを乗り越えていただき、去年の9月15日にみんなでもう一度結集をして、新しい立憲民主党としてスタートをすることができ、そしてそこから1年ほどで及ばなかったとは言いながらも、報道などで政権選択選挙と言っていただくところまで持っていくことができました。これは本当に、この間、それぞれの立場でいろいろな困難を乗り越えて、共に結集をし、共に戦っていただいた皆さんのおかげだと心から感謝をいたします。本当にありがとうございます。この4年、そして特にこの1年ほど私なりに自分でできることは最大限できたと、そういった意味での納得感を持っております。
 それだけに、先ほど来、皆さんと申し上げている、その皆さんの中には平野代表代行や辻元副代表はじめ、240人今回の選挙を全国で戦っていただきました、その中には、今日のこの場においでいただくことができない、そういう結果になった多くの仲間がいると。本当に、この間皆さんのおかげで歩んでこられた、そのことを私自身が大変幸せに感じているだけに、こうした状況になってしまったことをいっそう残念に、また申し訳なく思っているところでございます。
 ただ1年1カ月前に、9月15日に皆さんと共に作り上げた党の綱領、そしてそれを踏まえて間もなく作った基本政策、私たちの目指すものが否定されたものだとは全く思っていません。あくまでも、私の選挙戦術あるいはそこに至る党運営の力不足であると思っております。ぜひ皆さんには、次の選ばれる新しい代表のもとで、この掲げた綱領と基本政策に自信を持って、必ず遠からず政権を獲得をして、私たちの目指す社会をつくっていく。そこに向けて引き続き、一致結束をして進んでいただきたい、退任をするにあたって、心から強くお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

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 代表在任中については本当に至らない点がたくさんあったことは私の力不足で、先ほど申しました通り、やれることはやったし、皆さんに支えていただいて大変幸福な日々であったと思っております。残念な、心残りがあるとすれば、コロナということで、羽田雄一郎さんは命まで落とされた。全国でたくさんもっともっと厳しい方がいらっしゃる中ではございますが、本当はもっともっと当時からの現職の皆さんには、国会周辺で飲める方とは盃を酌み交わしながら、飲めない方はウーロン茶で、いろいろと非公式な場でいろいろな話をさせていただきたかった。そして全国各地で奮闘いただいてた皆さんのもとを訪ねて、現場で皆さんと話をさせていただき、もっともっと応援できることがあれば、あるいは全国各地のさまざまな状況を学ばせていただく機会があればと、こうした機会をコロナもあって十分に取れなかったことが、大変心残りでございます。
 今日で代表は退任をさせていただきますが、この間、皆さんに支えていただいた、そのお返しをするという意味も含めて、一議員として、皆さんの仲間としてできることは最大限やらせていただきたいと思っておりますし、特に、実は既に明日、渡辺創さんからお話があって、今おこなわれている渡辺創さんの後任を選ぶ宮崎県の県会議員の補欠選挙がありまして、私でお役に立つのかどうかわかりませんが、足を運ばせていただくことになっております。ぜひ私、お役に立つことがあれば、東京でも、そしてそれぞれの地域でも、呼んでいただければ、少し身軽な立場になって、やれることをやらせていただきたいと思っております。そうしたことの積み重ねの中で、1日も早くめざす綱領と基本政策が実現できるよう、ともに頑張ってまいりたいと思います。
 重ねてこの間今、壇上にいる執行役員の皆さん、常任幹事の皆さん、議員の皆さん、そして各地でこの間戦って来られた当時総支部長だった皆さん、そして自治体議員の皆さん、党員、準党員、パートナーズ。本当に多くの皆さんのおかげで今日まで歩いてこられたことを心から感謝を申し上げて、退任の挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。

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 枝野代表のあいさつの後、福山哲郎幹事長から党代表選挙規則に基づく「立憲民主党代表選挙に関する常任幹事会決定事項」に関する報告と退任のあいさつ、難波奨二代表選挙管理委員長から代表選挙の内容について報告がありました。

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