【談話】日米首脳会談について

立憲民主党 代表 泉健太

 岸田総理とバイデン大統領の初の日米両国首脳会談がオンライン形式で行われました。同盟国の首脳が直接対話を行う意義は大きく、心から歓迎します。

 北朝鮮の挑発的な行動、拉致問題、中国の一方的な現状変更の試み、台湾海峡の平和等の諸課題について認識を共有できたたことは重要です。また、NPT体制へのコミットメントについて共同声明が出されたことを評価します。

 ただ、内容はおおむね先日の日米安全保障協議委員会(日米2+2)の内容を確認したものです。
 岸田総理に期待していた、在日米軍からのコロナ感染拡大において根本的課題である日本の検疫法の適用を求める日米地位協定の改定、そして被爆地出身の総理として日本の核兵器禁止条約締約国会議オブザーバー参加の表明について総理から一切発言がなかったことは誠に残念と言わざるを得ません。

 立憲民主党は、両国間の信頼を高めるためにも、米国政府、議会、各層との関係を強化し、主張するべきことはお互い主張する成熟した同盟関係を目指してまいります。

220122日米首脳会談について(談話).pdf