泉健太代表、西村智奈美幹事長は2月25日午前、連合会館にて、連合の芳野友子会長、清水秀行事務局長と懇談を行いました。

　懇談後の会見において芳野会長は、今回は立憲民主党と連合の意思疎通を図るための双方それぞれからの呼びかけによって懇談会が実現したこと、また、今後は定期的に懇談会を開催することについて合意したと説明がありました。

　続いて泉代表は、連合の参議院選挙基本方針において記された「目的が大きく異なる政党等」については、連合側より、共産党や維新の党の名前が中央委員会では挙げられていたとの説明があったと述べました。

　また、国民民主党が政府予算案に賛成したことについて泉代表は、「本予算に対する賛否は首班指名とともに政権に対する基本的な態度として非常に重たい」と述べ、「与党と何らかのやりとりを行って（賛成と引き換えに）得るものがあったとすれば、そのことの説明が事前にあって然るべきだが、未だその説明がないのは信頼にもとる行為」と述べました。また「国民生活を守るために、与党に代わる政策の選択肢を示すことが重要であり、与党と区別がつかなくなってしまってはいけない」「来るべき参議院選挙については、明確に与党と対峙しつつ、国民の皆様に選択肢を提示していく」と述べました。

　さらに芳野会長は、先日の記者会見で国民民主党が政府予算案に賛成したことを「理解している」と述べたことについて、賛成そのものに理解を示したわけではなく、賛成するという考え方について理解しているのであって、賛成するか反対するかはあくまでの党が判断する事との考えを示しました。芳野会長はまた、「事前に国民民主党から立憲民主党に対し、賛成することの説明がなかったことを伺い、それは残念なこと」と述べました。

　最後に泉代表より、参議院選挙の候補者一本化について今後も最大限努力をしていくこと、また連合とも候補者調整という言葉で一致したことについて説明がありました。