【プロフィール】
1971年(昭和46年)生まれ。現在50歳。両親はサラリーマン。
幼少期は横浜市旭区内の社宅で暮らす。
横浜市立南瀬谷小学校、明治大学付属中野八王子中学・高校(バスケット部)、
明治大学政治経済学部(雄弁部)を卒業。
衆議院議員秘書。相模原市議会議員2期。神奈川県議会議員4期。
ホームページ:http://yu-terasaki.com/
Twitter:https://twitter.com/terasakiyusuke

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――政治と関わるようになったきっかけは何ですか?
 テレビや新聞をよく見始めるようになった大学生の頃に、中国の天安門事件、東ヨーロッパのソビエト連邦崩壊、日本でのリクルート事件など国内外の衝撃的な報道を見聞きするうちに、「政治は国にとって大事なもの」と考えるようになりました。
 それからは日に日に政治への関心は高まっていき、大学では政治学を学び、雄弁部にも所属し、その中で、議員や政治関係者の方々との多くの出会いがあり、いつの間にか「私も世の中を変える側に立ってみたい」と強く思うようになっていったことが政治の道を志し、関わるようになったきっかけです。

――自治体議員を21年つとめ感じてきたことは?
 25歳で初めて地方議員になりましたが、私はまず「日本では困っている人々がこんなにいるのか」と驚きました。一見普通に生活しているように見える方が、実は深刻な悩みを抱えていたり、社会的困難に置かれていたりする状況を数多く見てきましたが、そういったことは私が議員になる前の生活では決して気づけなかったものです。
 ひたすら21年間地方議員として地域のお困りごとに対応してきた中で、様々な課題を解決する上で国の仕組みに多くの問題があることを強く感じています。

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――今の政治や社会にどのような問題を感じていますか。どのように変えたいですか。
 例えば、私が特に力を注いできた社会保障分野では、現場の自治体が一から十まで実際の運営を担っているにも関わらず、制度そのものは最初から全て国が決めてしまっているので、地方自治体が独自で対応出来ることには限界があります。結果として国民生活に寄り添うべき課題が解決出来ないということがこれまで数多くありました。

 「地域で出来ることは地域に」といった「地方分権」の視点に立った権限・財源の移譲を進めるなど各種改革を行い、日々の生活の中で本当に苦しんでいる方々の代弁者として、生活者目線に立った政策の提言をしっかりと行っていきたいです。地方議員として21年、地域の声なき声に耳を傾け、政治に反映していく中で、相談の質が以前とは異なり、より深刻度を増していると肌で感じています。

 これは、今の政府与党の政策の間違い、長期政権ということもあり、日の当たるところとそうでないところが固定化されているところに問題があると考えています。本来なら与党がまんべんなく対応を講じていくべきですが、それは政権交代で実現するしかないので、私たちがまず頑張りたいと思います。

 強い野党をつくり、そこに風穴を開け、しっかりと国民の「いのち」や「くらし」を守り、私たち一人ひとりが「この国に生まれて良かった」と心から思える国づくりに尽力したいと考えています。

取り組みたい課題は、「新型コロナウイルス感染症対策」と「生活の困難に寄り添う社会保障制度の確立」

 新型コロナウイルス感染症に罹患された方から、「容体が急変したら死ぬかもしれない」「自宅療養と言われ一人にされた時に強い恐怖を感じた」などの悲痛な声を直接聞き、何よりもまずは「いのちを守る」という原点に立ち戻りました。
 また、他にも地域の方から「生活保護を受けることを考えたが、僅かな預金を使い切らないと受けることができないと言われた」という話を伺い、現在の政治は制度ばかりにとらわれ、真に困っている人々に寄り添ってはいないと強く感じ、改めて現場主義に立った社会保障制度確立に腰を据えて取り組みたいと考えています。

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若い人たちは政治に関心は強い。若い人と選挙や政治家をつなげていきたい。

―ー若い人と政治をどう感じますか?
若い人は高齢者よりも政治に関心を持っていないと一般的に言われていますが、私はそういうイメージは持っていません。
 現代は入ってくる情報量が多いし、国際情勢もリアルタイムで入ってきますので、若い人も政治に関心を持っていると思っています。
 ただ、彼らは自分たちの将来への不安や、今の社会に強いストレスを感じている一方で、政治家、国会、選挙に関心はなく、古いというか、ダサいというか、身近ではない全く別世界と感じているようにも見えます。世の中を動かしているところに政治や選挙があるということへの実感もないかもしれませんが、全て結びついているということを分かってもらいたいと思います。
 政党としても、超党派でも若い人に焦点をあてて取り組んでいく必要があると考えています。

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――神奈川について紹介。魅力や課題、今後取り組んでいきたいことを教えてください。
 私の地元「神奈川県」は首都圏に位置し、人口は920万人を超え、全国で東京都に次ぐ第2位、面積は約2416.3km2で43位です。
本県の都市部では最先端を行く都市景観を堪能できるだけでなく、自然豊かな山や海、魅力あふれる歴史文化を肌で感じることができる街並み、近代産業の発展を学べる産業遺産など多彩な見どころが満載です。
 一方で、全国で唯一、県内で3つの政令指定都市が存在する県ならではの課題もあるので、県全体を見渡し、それぞれの地域の実情に合った各種政策提言を国政の場においてこれまで地方議員として21年培ってきた経験を活かし行っていきたいです。