野田佳彦代表は10月10日、桜木町駅前で篠原豪・神奈川1区総支部長、柳家東三楼・神奈川2区総支部長と街頭演説、相模大野駅前で大塚さゆり・神奈川20区総支部長と街頭演説、大和市内で太栄志・神奈川13区総支部長の「政治改革・市民大集会」に参加しました。
■篠原豪・神奈川1区総支部長、柳家東三楼・神奈川2区総支部長
篠原総支部長は、自民党政権による「不健全な政治」から「健全な政治を取り戻す」ためには、「政権交代をしなければならない」と力を込めました。その上で、外交・安全保障戦略についても、防衛省の官僚と話をすると、「今、一番現実的なのは立憲民主党の主張だ」と言われると強調。外交・安保分野の政策遂行について、「いつ政権を取っても十分準備ができている」と訴えました。
落語家・真打ちでもある柳家総支部長は、これまで「古典落語の王道」を歩み続け、「この文化を何とか世界に伝えたい」との思いで、米国でも活動してきたとのエピソードを紹介。しかし最近、「白いおまんまが売ってないんだよ。スーパーにもない、コメ屋にもない」との声をしばしば聞き、「落語は良いけど笑えない」とも言われるとして、「政治が良くて、国が良くないと、落語も笑ってもらえない」と強調。自民党の裏金政治を変えることで、庶民が「笑える日本」を作りたいとの意気込みを語りました。
野田代表は、石破総理の言う「アジア版NATO」により、「むしろアメリカが不安になっている」と厳しく指摘。「日米同盟が日本の外交・安全保障の基軸」だと強調し、党の外交・安保政策をとりまとめた篠原総支部長、米国のカーネギーホールで落語をした経験をもつ柳家総支部長と共に、政権交代を成し遂げると訴えました。
■大塚さゆり・神奈川20区総支部長
子育てをしながら相模原市の特別養護老人ホームの施設長として10年以上の経験をもつ大塚総支部長は、介護や医療の現場は女性が多い職場だが、「子どもを産み育てながら自分のやりたい仕事を続けていく」ことが困難なのが実態だと強調。深刻な人手不足の現場でもあることから、介護職と全産業平均の約7万円の賃金格差をなくすとともに、希望を持って子育て世代が暮らせる社会を実現したいと訴えました。
野田代表は、「全世代型社会保障を自ら体験してきたのが大塚さん」だと紹介。自民党が「バラマキ」だと批判してきた子育て支援策などを踏まえ、政権交代は「予算、お金の使い方を変える」ことだと強調しました。
■太栄志・神奈川13区総支部長
集会であいさつした野田代表は、「(太総支部長の)1回目のタウンミーティングでは誰も弁士がいないというので、私が参りました」とのエピソードを紹介。その上で、地元でタウンミーティングを150回以上も続けてきた太総支部長の活動と比べ、自民党の世襲議員は「(子どもの頃から)東京に住んでいる」と強調。「それが地方の声を反映する国会の姿」なのかと一喝し、「世襲政治をたださなければ、日本の政治は良くならない」と訴えました。
太総支部長は、野田代表のように街頭に立ち続けて、市民の声を聞いてきたと強調。その上で、国会で最初に質問した内容は、「子どもたちの通学路の安全確保」だと述べ、自民党政権では「(通学路が)危ないと言われていても放置してしまう」のが現状だと厳しく指摘。先進国の中で日本だけが実質賃金が上がらないことなどは「まさに国難」だとして、企業・団体献金の禁止を掲げ、地道に市民の声を聞く立憲民主党が政権交代を果たすことが、「新しい政治」のために必要だと訴えました。