立憲民主党は6月14日、国会内で第52回常任幹事会を開催しました。冒頭であいさつに立った泉健太代表は「これだけの円安となれば、物価高は今後より一層深刻になっていく。値上げしにくい環境で、中小企業も多くの事業者も苦しんでいることを岸田総理が直視せずにいることはとんでもない感覚だと思う。日銀の黒田総裁の発言も含め、庶民感覚、生活感覚が全くない政権に対して、われわれ立憲民主党は、参議院選挙で国民の生活感覚を取り戻す政治に変えていく戦い、皆さんと全力で戦ってまいりたい」と参院選への意気込みを語りました。
 文書交通費から名称が変わった「調査研究広報滞在費」について、使途の範囲や公開の在り方などについて与野党で協議し、「今国会で結論を得る」としてきたにもかかわらず、自民党が参議選後に改めて協議したいとなどと言い出したことを問題視しました。「これは国民に対する背信行為。(岸田総理がいう)『国民の話を聞く力』は全く示されていない。最悪な政治に陥りつつある」と指摘しました。
 また、今国会での提出法案は54本、閣法に対する修正案は11本、政府法案への賛否は70本中61本の賛成となったことにふれ、「是々非々の、そして真摯な法案対応している」と述べ、これからも誠実に政策を作り、訴えてまいりたい」と述べました。

報告・承認事項

<幹事長>
西村智奈美幹事長は(1)カジノ問題対策本部の設置(2) 核兵器禁止条約締約に関する国会議員会議等への党派遣――について報告し、承認されました。

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20220612立憲民主党カジノ問題対策本部の設置について.pdf

<代表代行・広報本部長>
逢坂誠二広報本部長は広報器材について説明するとともに、SNSの活用強化を呼びかけました。

<国会対策委員長>
馬淵澄夫国会対策委員長は国会対応等について報告し、調査研究広報滞在費の与党の対応について問題視し、どう政治決断するのかただしていく考えを示しました。

<参議院国会対策委員長>
難波奨二参院国会対策委員長は、13日の決算委員会での田名部匡代・杉尾秀哉議員の総括質疑での追及で潮目は変わりつつあるとの認識を示すとともに、今国会をもって引退する旨を報告しました。

<政務調査会長>
小川淳也政調会長は第54回政調審議会の審査事項について報告しました。

<選挙対策委員長>
大西健介選対委員長は(1)地方自治体議員選挙の結果(2)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦――について報告しました。
(1)地方自治体議員選挙の結果について
【推薦】
 ○長崎県南島原市議会議員選挙( 6/12投開票 )定数19/立候補者数21
  末続 浩二郎 (新)(11位当選・1,239 / 1期目)
(2)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について

2023統一地方自治体選挙〖一般市区町村議会〗20220614.pdf

<企業・団体交流委員長>
小宮山泰子企業・団体交流委員長は、「足でかぜぐのみ」と述べ、参院選に向けて各団体回りに力を注いでほしいと呼びかけました。

<つながる本部長代行>
田名部匡代つながる本部長代行は全国での物価高キャンペーンの実施を呼びかけました。

<ジェンダー平等推進本部長代行>
岡本あき子ジェンダー平等推進本部長代行はジェンダー本部として「議会のジェンダー配慮への評価に関するアンケート調査」報告書に関するヒアリングを行うことを報告するとともに、男女比半々を目指して取り組んできている参院選での女性候補者擁立が達成水準に近い形で推移していることに対し執行部の取り組みに謝意を示しました。

3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
大西選対委員長は(1)2023年統一地方自治体議員選挙における候補者の公認(2) 第26回参議院選挙・比例区候補者の公認(3)第26回参議院選挙における比例名簿記載順番――について示し、協議・議決しました。
(1)2023年統一地方自治体議員選挙における候補者の公認について

2023統一地方自治体選挙〖道府県議会〗20220614.pdf

2023統一地方自治体選挙〖政令市議会〗20220614.pdf

(2)第26回参議院選挙・比例区候補者の公認について
○比例区 河野 麻美 (新人・32歳 / 立憲民主党徳島県総支部連合会 職員)
○比例区 木村 正弘 (新人・56歳 / 立憲民主党山形県総支部連合会 事務局長)
○比例区 澤邑 啓子 (新人・59歳 / フリーアナウンサー)
○比例区 菅原 美香 (新人・60歳 / 立憲民主党高知県総支部連合会 職員)
○比例区 田中 勝一 (新人・53歳 / 立憲民主党北海道総支部連合会 事務局長)

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