広島県選挙区の三上えり候補は6月30日、父親の出身地・布野町(旧双三郡布野町)のある三次市内で、泉健太代表らとともに街頭演説。演説会には、「結集ひろしま」代表の佐藤公治衆院議員はじめ、立憲民主党、社民党、国民民主党など「結集ひろしま」に集う、野党各党の地元自治体議員が参集、必勝を誓い合いました。

 三上候補は、地元TSS(株式会社テレビ新広島)で働く中で社会の現場でさまざまな課題に葛藤してきたとして、その課題を解決するためには政治が必要だと、今回の挑戦を決意したと表明。(1)生活に安心と安全を(2)誰もが活躍できる社会を(3)「政治とカネ」にNOを(4)持続可能な地域経済を(5)平和を守る行動を――を掲げて戦っています。

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 三上候補は演説の中で、「平和を継承するために原爆詩や、被曝体験記の朗読活動を続けてきた。なぜなら、過ちは繰り返されるから。ロシアによるウクライナ侵攻で世界は揺れている。核兵器の使用が示唆されている。ましてや、他党では核共有や、非核三原則の見直しなどを声高に叫ぶ政治家がいる中、広島県選出議員として、皆さんと一緒に広島の声、広島の心を国政へ、世界へと訴えていきたい。核兵器禁止条約の批准についても訴えていきたい」と力を込めました。

 「政治に無関心であっても無関係ではいられない。ならば共に考え、共に行動を起こす。それが私の思い、原点。政治は変えられる。生活は変えられる。皆さまお一人ひとりの声をしっかり聴きながら、声なき声を拾い集めて皆さんの声を国政に届けていく。母として、娘として、一人の働くものとして、皆さまの生活に安心と安全を、政治と金にNO、平和を守る行動を起こしたい」と訴えました。

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 泉代表は、全国各地を回る中で地方の衰退を深刻に感じている、自民党政権による30年間で、日本の国際競争力が下がり続けてきたと指摘。第2次安倍政権になって以後、世界の大きな潮流となっている自然エネルギーではなく、旧来型のエネルギーに戻そうと動いたため、日本企業の多くが風力発電事業から撤退してしまったことを一例に挙げ、「日本の活力が少なくなり、少子化が進んでいる、こういう政治を変えていく」と述べました。

 その上で、泉代表は、(1)物価高と戦う(2)教育の無償化(3)着実な安全保障――を柱とする「生活安全保障3本柱」に言及。安全保障政策をめぐっては、党内議論の際に専門家から「核兵器をわが国のどこかに配備をしたら、その場所が一番危険にさらされる。核兵器を持ち、相手国に向かって使ったとしたら、間違いなく報復される」との話があったと明かし、「そんな日本にしたいですか。ウクライナ情勢に乗じておかしな安全保障政策を打ち出そうとしてくる人たちを一緒にストップしよう」と呼びかけました。

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 街頭演説後、記者団の取材に応じた泉代表は、「非常にいい形で『結集ひろしま』の戦いが進められていると思う。今、物価高が大きな争点になっており、特に県北は車を使う方が非常に多いので、ガソリン代もかなりきつい。女性候補として生活実感がよりある、日々の暮らしの中から課題を掘り下げてくれる人物であり、際立った存在になりつつある。皆さんの支援を強く受けられているのではないか」とコメント。2019年の参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件については、「古い体質の政治、ルール違反の政治を変えないといけない」とあらためて指摘しました。

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「三上えりを本物の政治家にしてもらいたい」と佐藤公治衆院議員
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