参院選12日目、選挙戦最後の日曜日の7月3日、新潟県選挙区では党公認の森ゆうこ候補が西村智奈美幹事長らと新潟駅前で街頭演説を行いました。街頭演説には、市民を代表して、子どもたちや未来を守るためにNPOを立ち上げた新潟市中央区在住の女性、医療現場で働く五泉市在住の女性や、森候補を応援する団体・政党の代表者、選対本部長の菊田真紀子衆院議員らがマイクを握り森候補への支援を訴えました。
森候補は、それぞれの街頭演説を受け、「子どもたちの声、コロナ禍で頑張ってくださっているエッセンシャルワーカーの皆さんの声、二度と戦争を起こしてほしくない、平和憲法を守ってほしいという声、唯一の核被爆国として核なき世界を目指してほしいという声、女性も男性もきちんとした待遇で、きちんとした働き方をさせてほしいという働く人たちの声、さまざまな皆さんの声を受けた。今お預かりしているこの議席は、壮絶な戦いの中でなんとしても守らなければいけない」と語りました。
異常な物価高でも何もしない自民党岸田政権なので「岸田インフレ」だと呼んでいると語り、政府が今すぐできることとして、小麦の値段を下げることを挙げました。輸入小麦を売り渡す価格は年2回政府が決めており、岸田政権で2度値上げし1.5倍の価格になっていると指摘。「閣議決定をし、お得意の予備費を使えば、今すぐ小麦の値段は下げられる」と語りました。
さらに、コロナ禍の経済対策として91カ国が何らかの形で消費税や付加価値税の減税を決定や実施をしており、バイデン米国大統領もガソリン税の3カ月停止を要請したと述べ、「物価高から国民の生活、経済を守ろうとみんな必死にやっている。でも何もしない自民党、岸田政権」だと指摘しました。
加えて、何もしていないだけでなく酷いこともしていると語り、自民党茂木幹事長が消費税を下げたら年金を3割カットすると発言したことに「恫喝だ。消費税を減税する前に、もう年金を下げている」と批判しました。
「賃上げこそが日本を救う」をスローガンにみなさんと戦っていきたいと語りました。その他、少子化対策予算の拡大、戸別所得補償制度の完全復活、再生可能エネルギー中心の新しい地域社会の構築について語りました。
最後に党拉致問題対策本部長を務めており、初当選以来、拉致問題に取り組んでいることから、拉致問題の解決に全力で取り組むと誓い、「国民の生活が第一の政治を実現し、子どもたちの未来ために頑張っていきたい」と訴え、支援を求めました。
西村幹事長は、賃金が上がらず、年金は削られ、物価が上がるなか、岸田政権は国会開会中も閉会後も物価高対策を何一つやっていないと指摘。
さらに自民党の麻生副総裁が「政治に関心を持たずに生きていけるのは良い国」と発言したことに、「今まで国民の声を蔑ろにして、封じてきたのはどこの国の政権なのか。この日本の自公政権だ」と厳しく指摘。すべての生きる人たちがこの国で安心でき、困ったときには助けてくれと言うことができ、そして助けてくれる手がすぐそこにある、こうした当たり前の国を目指しているのが森候補だと紹介しました。
街頭演説後、森候補は記者団の取材に応じ、「われわれ草の根の活動で、必死で最後まで戦う」「どなたの力が欠けても勝利がつかめない。6年間何回も結束してやってきた」と語り、集まっていただいた皆さんに感謝しました。
翌日、岸田総理が相手候補の応援に新潟県入りすることについては、「必ず総理が新潟県には何度もおいでになる。(相手も)総力戦ということで、それにみんなで力をあわせて立ち向かっていくことしか無い」と述べました。
街頭演説の後、森候補は菊田議員と新潟市内の各所を回り支援を訴えました。