立憲民主党は8月3日朝、「議員吉川赳君の議員辞職勧告に関する決議案」を衆院に提出しました。提出後に、提出者の青柳陽一郎議院運営委員会(議運)筆頭理事、井坂信彦議運理事が記者の質問に応じました。

 冒頭、青柳議運筆頭理事は、通常国会の最終日にも提出したが審議未了となった「吉川赳衆議院議員の議員辞職勧告決議案」を再度、衆院に提出したことを受け、「臨時国会の冒頭提出するので、今回はしっかりこの決議案を取り扱ってほしい」と与党に強く求めました。

 岸田総理は「説明責任を果たさないのであれば、それは議員の職を遂行することはできない」と発言、世耕参議院幹事長も「議員辞職すべきだ。議席を自民党に返してほしい」と述べていること、吉川議員の地元の自民党の支部が議員辞職勧告決議をしてほしいという公のコメントを出していることを指摘し、「院としての姿勢を示すことが、院の役割」だと述べました。

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 記者からは、「今回の提出にあたって、他会派に打診や呼びかけなどは行ったのか」と質問があり、「呼びかけは行っていない」とした上で、議運理事会の場で、2度にわたり各党各派には既に呼びかけており、「取り扱われるものと考えている」と答えました。

また、議運の場での自民党側の対応についての受止めを問われ、青柳議運筆頭理事は「消極的な発言をするのは、我々としては理解ができない。しっかりと勧告決議案を取り扱う、そして決議すべき」だと述べました。

議員吉川赳君の議員辞職勧告に関する決議案(提出者).pdf

議員吉川赳君の議員辞職勧告に関する決議案(理由).pdf