泉健太代表は9月8日、国会内で衆院議院運営委員会での「故安倍晋三 国葬儀」に関する質疑後に記者団にコメントしました。

 「なぜ国葬に賛成できないのか、なぜ国葬への反対の世論が高まっているのかということを総理は今まで直接的に聞く場がなかった。ようやくその場ができたということだ」と質疑を振り返ったうえで、「国民の声を代弁する形で質問した」と語りました。

 質疑からは官邸の中では国葬が当たり前という空気の中で今日まで来たのだろうという印象を受けたと述べるとともに、国葬について明確な法的根拠や基準がなく、内閣の恣意的な判断によって決められたものである点を問題視し、「総理自身も認めていたが、法律のない状況であるにもかかわらず、自分たちの観点だけで国葬を決めたこと、議長にも最高裁にも一言もなく単独で決めたことは大問題」だとしました。

 また、「これまで内閣そして自民党合同葬で、半分の予算は自民党が出してきたにもかかわらず、今回は何故、全額自民党は出さずに国費で行うのか。しかもその予算がどれだけ膨らむのか未だまったく分からない状況」を問題視し、「説明責任をまだまだ果たしていない」と指摘しました。