長妻昭政務調査会長は9月10日青森県を訪れ、青森市内で街頭演説会を開きました。この日の演説会には、田名部匡代青森県連代表(参院議員)、ますた世喜男青森県第1区総支部長、高畑紀子青森県第2区総支部長が参加しました。司会はますた総支部長が務めました。
長妻政調会長は、「立憲民主党は執行部をリニューアルした。昔の顔ばかりだと言われているが、実績を出して評価をいただきたい。また火曜日には『次の内閣』を泉代表がお披露目をする。いよいよ政権を担う準備に取り掛かる。リニューアルした泉体制で再出発していく」と述べました。
旧統一教会問題について、「相当深刻だ。多くの被害者の方にお会いしたが、親族に自殺されている方もたくさんいる。今の内閣には、旧統一教会とズブズブの関係の方がいるようで、そういう方が厳しい対応をできるのか。さらに、旧統一教会が、名称変更するときに、政治の力が働いたのではないかなどいろいろ問題が出ている」と深い懸念を示し、こういうことは明らかにしなければいけないと述べました。
国葬について、「旧統一教会と安倍元総理の関係が強いのに、それを一切調査しないで国葬を行うことに、国民の反対の声が大きくなっていると思う。加えて国会に何の相談もなく決めている。経費についても、少なく見せているように思える」と指摘し、厳しくチェックしていく考えを示しました。
そして長妻政調会長は、「野党が結束して政治を質す動きが無いと、自民党は何もしない。油断すれば政権が変わってしまうような緊張感を持たせるように、私たち立憲民主党がさらに強くなって、野党第一党として野党をまとめ、問題点を自民党に突きつけて動かしていく。そのためには皆さんの力が必要だ」と話し、いっそうの支援を求めました。
田名部県連代表は冒頭、「今回の参院選で、私にいただいた一票一票の重みをしっかりと受け止める。また、県内で女性の国会議員は私一人なので、これからも女性の活躍の場を広げてくれという思いに応えられるように、これから6年間力を尽くしていく」と述べました。
問題が山積している状況で国会を開こうとしない政府・与党に対し、「青森県は大雨による災害を受けて困っている。被災地の声を聞き、対策を具体的に打ち出してほしい」「物価高対策、円安の問題と、長引くコロナ禍の影響に加えて、次々とこのような問題が人々の暮らしや地方の経済を痛めつけている。こういう時に、自分たちに都合が悪いからと国会も開かずに政治活動を放棄することは許しがたい」と、厳しく批判しました。
そして田名部県連代表は、「何をやるにしても丁寧さ、誠実さに欠けているのが自民党政権の今の姿だ。だからこそ立憲民主党がしっかりしなければいけない。圧倒的権力で好き勝手をやってきた自民党政治にしっかりと対峙し、国民・県民の暮らしと命を守る政策提言を行いつつ国会で論争を繰り広げていく」と、力強く述べました。
ますた1区総支部長は、(1)大雨による災害(2)旧統一教会問題(3)国葬問題——を取り上げました。(1)については、「山の管理と河川の管理が出来ていたか検証が必要。同時に、災害支援制度を見直すことも必要」と述べました。(2)については、自民党の後ろ向きな姿勢を批判し、「政治と宗教のかかわりを明確化し、政治の信頼回復につとめなければいけない」と訴えました。(3)については、「自民党は4つの理由で国葬というが、例えば総理期間が長いから国葬だなどということには納得できない」と述べ、反対だと表明しました。
高畑2区総支部長は、「昨年初めて選挙に立候補した。それから1年になるが、自分なりに自分の政治家がどういう姿かを考えながらがむしゃらにやってきた」と述べたうえで、「その間、地元の人たちと交流する中で、たくさんの人たちの疲弊する声を聞いた。まずはこの物価高の中で、経営者を、働く皆さんを、生活者を守り、皆さんとともに声を上げていきたい。皆さんと笑顔になる生活のお手伝いをしていきたい」と訴えました。