逢󠄀坂誠二代表代行は9月14日、都内で開催された「2022全国高齢者集会」で立憲民主党を代表してあいさつを行いました。同集会は、高齢者・退職者が生き生きと安心して暮らせる社会づくりに向け、日本退職者連合・連合・中央労福協・労金協会・こくみん共済COOPから成る実行委員会形式により、全国から会員500人が参加し、開催されました。
あいさつに立った逢󠄀坂代表代行は、「民主主義は、多様な価値観を持った人たちが十分に熟議を重ねて、ある一定の方向へたどり着くという営み」であると前置きした上で、「今日の社会ではその営みを省略して、強い者や力のある人たちの意見に引っ張られる傾向がある」と、「民主主義の危機」を迎えている現状について指摘しました。その上で、退職者・高齢者の方々が、先輩としての知恵や経験を生かして、若い世代に対してこれまで以上に指導力を発揮して頂きたいと話しました。
また逢󠄀坂代表代行は、今日の日本社会では非正規労働をはじめ雇用が不安定化する中で、「いま労働というものがどういうものであるかという意識が薄れてきている」と、労働運動が直面する危機的状況について指摘しました。その上で、これまで労働運動に携わってきた退職者・高齢者の方々の経験を活かし、今いちど運動を盛り上げる必要性について話しました。
最後に逢󠄀坂代表代行は、夏の参院選挙を経て、このたび泉代表を先頭に立憲民主党の役員体制を強化したことを報告し、「国民の皆さまの命と暮らしを守る、多様な支え合いの社会をつくる、その目標に向かって努力していく」と、立憲民主党を代表して決意を述べました。