立憲民主党は10月5日、泉「次の内閣」第3回閣議を国会内で開催しました。

 泉健太代表は冒頭、本会議での代表質問の奮闘に感謝の意を述べた上で、岸田総理の答弁について、「全く建設的・生産的でなく、後ろ向き。議論を深堀りさせないことは国民の期待に背くことだ」と批判しました。また、「自民党と旧統一教会によって捻じ曲げられたのではないか」と泉代表が代表質問で指摘した性教育の問題について、「包括的性教育の実現と性教育の『歯止め規定』をなくしていく取り組みを検討してほしい」と厚労や文科のNC大臣に要請しました。

 同5日、日本維新の会との合意事項に2項目が追加(北朝鮮のミサイルに関連し与党に連合審査会の開催を求めること、感染症法の改正について共同で対案をまとめる協議を開くこと)とされたことに対して、泉代表は「体たらくの岸田政権に対して、野党各党が連携し力を増して、国民の声を形にした政策を政府・与党にぶつけていこう」と決意を述べました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り

(1)【報告事項】「2023(令和5)年度税制改正要望取りまとめに関する要請」について説明があり、各部門会議で11月18日(金)までに指定様式にてとりまとめを行うよう、要請がなされた。

(2)【報告事項】国会同意人事について、担当部門会議で議論を行い、10月27日(木)の次の内閣で審査するよう、要請がなされた。

(3)【報告事項】衆参本会議決議「北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する本会議決議案」について、持ち回り審査の結果了承されたとの報告がなされた。

(4)【審査事項】立憲民主党議員立法「通園バスの車内における幼児等の置き去りによる事故の防止のための措置等に関する法律案(通称:通園バス置き去り防止装置義務化法案)」について、賛成することが了承された。なお、超党派での提出を目指しており、今後の対応については、ネクスト総理、ネクスト官房長官に一任された。

(5)【審査事項】立憲民主党議員立法「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部を改正する法律案(通称:重度訪問介護就労支援法案)」について、法案登録することが了承された。

(6)【審査事項】環境エネルギープロジェクトチームを設置することが了承された。